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「東南アジアの都市居住」第12回定例研究会(ダイキンセミナー)

このセミナーシリーズは、ダイキン工業と東南アジア地域研究研究所(CSEAS)との産学共同研究プロジェクトの一環として開催しています。

報告者: 広井 良典(人と社会の未来研究院教授)
タイトル: 持続可能社会のデザイン
言語: 日本語
参加申し込み: 不要

要旨:
近年、地球環境の有限性が明らかになり、また人々の物質的な需要が飽和する中で、サステナビリティやウェルビーイングといったテーマへの関心が高まっていることは言うまでもない。私たちはこうしたテーマをどう理解し、またどのような具体的対応を進めていけばよいのか。ここでは人類史的なマクロの視点から始め、ネイチャーポジティブをめぐる現代的課題、報告者が進めてきた「鎮守の森コミュニティ・プロジェクト」などの話題にふれながら、持続可能社会のデザインというテーマについて幅広い角度から考えてみたい。

略歴:
1961年生まれ。東京大学教養学部卒業(科学史・科学哲学専攻)、同大学院修士課程修了後、厚生省勤務、千葉大学教授をへて2016年より京都大学教授。この間2001-02年MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員。専攻は公共政策及び科学哲学。『日本の社会保障』(岩波新書)でエコノミスト賞、『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で大仏次郎論壇賞受賞。他に『定常型社会』『ポスト資本主義』(以上岩波新書)、『人口減少社会のデザイン』(東洋経済新報社)、『科学と資本主義の未来』(同)など著書多数。この間、内閣府・幸福度に関する研究会委員、国土交通省・国土審議会専門委員、環境省・次期生物多様性国家戦略研究会委員等を務める。

主催: 岡本正明、小林知(CSEAS)、岸健太(秋田公立美術大学)、粟飯原大、内山三晴(ダイキン工業)
問い合わせ: chika128[at]cseas.kyoto-u.ac.jp(担当:山田千佳)
※どなたでも歓迎ですのでお気軽にご参加ください。