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【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ「絵葉書からみるアジア」を公開しました。(2020年3月19日公開)

2020.03.19

東南アジア地域研究研究所と附属図書館との共同により、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ「絵葉書からみるアジア」を公開しました。(2020年3月19日公開)

https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/asia-pc
#ページ下部にサブコレクションとして、各地域別に分かれています。
#また、右上の「English」に切り替えると英語版ページをご覧いただけます。

概要:
「絵葉書からみるアジア」は、京都大学東南アジア地域研究研究所政治経済共生研究部門(貴志俊彦教授)が中心となって、2004年以降収集してきたアジア関係の絵葉書コレクションである。収集された絵葉書は、「日本」「中国」「中国(蒙古)」「中国(満洲)」「香港」「台湾」「朝鮮半島」「東南アジア」「ソ連/ロシア」「樺太/サハリン」「太平洋」といった広範な地域に及んでいる。

絵葉書をはじめ、ポスター、伝単、絵画、写真などの図画像資料は、歴史資料として高い有用性を持つ。いうまでもなく、絵葉書は、きわめて20世紀的なメディアといえる。写真や絵画、デザインといった素材を中心とした、ビジュアルな媒体だと思われがちだが、文字や記号、ときにはイギリスのデッカ・レコード社が受注販売しているポストカードレコードのような音絵葉書、さらには動きを取り入れた遊ぶ絵葉書など、メディア・ミックス的な印刷メディアであった。今日も多くの絵葉書愛好家が存在することからわかるように、絵葉書は受け取り手のイマジネーションをかき立てるメディアなのである。

参考:
京都大学図書館機構のニュース欄 https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1384846