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『描かれたマカオ―ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史』(日英両文併記) 貴志俊彦教授の共編著が出版されました。

2020.03.30

『描かれたマカオ―ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史』 貴志俊彦教授の共編著が勉誠出版から出版されました。

貴志俊彦・朱益宜・黄淑薇 編
『描かれたマカオ―ダーウェント・コレクションにみる東西交流の歴史』日英両文併記

マカオ返還20周年。失われたマカオの極彩色の姿がフルカラーでよみがえる

ポルトガルの植民地、東西貿易の継承地、キリスト教布教の拠点として栄え、いまや教会や歴史遺産、カジノやモータースポーツで世界的観光地となったマカオ。アヘン戦争などによって世界史がおおきく揺れた18~19世紀のマカオを描く版画・水彩画・写真などから当時のマカオの光と影を読み解くとともに、その未来像を探る。

勉誠出版、2020年2月28日
ISBN:978-4-585-22262-0
A4判・上製 227 頁
定価:24,200円

https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101078&language=ja

目次
巻頭言:ケンダル・L・クリリー

地図 

第一部 (絵画)図版
資料解題:黄淑薇
I. 海と都市/II. 人びとの生活/III. 外国人の表象/IV. 宗教/V. 香港/VI. 広東

第二部 解説
第1章 ダーウェント・コレクションと私:ブライアン・カスバートソン
第2章 マカオの歴史と重要性:香港および中国との関係という視点から:朱益宜
第3章 近代の日本とマカオ、そしてポルトガル―香港および中国との関係という視点から:岡美穂子
第4章 19世紀のマカエンセの暮らし:グラッサ・パシェコ・ジョルジェ
第5章 アジアにおけるキリスト教とマカオ:朱益宜
結語 絵画から写真へ―ダーウェント・コレクションの意義とマカオ・イメージの変容:貴志俊彦

資料 マカオ史年表(18‐19世紀)/ブックガイド/作品リスト

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