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CSEASメールマガジン第6号 – 2022/06/22

2022.06.22

====トピックス=================================

1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
5. メディアへの露出
6. 最近のイベント

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1. お知らせ

・6月23日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが開催されます。今回は稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)にてオンサイトでの開催となります。
今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

・招へい研究員のウィリアム・バージェス・ウォーマックさん(東南アジア研究)、ブントーン・ブアホムさん(農学)が7月1日に着任され、10月末日まで研究所に滞在される予定です。

・【インタビュー公開】研究者インタビュー2本を公開しました。高校生と中学生を主な対象に、研究の道へ進みたい、夢は研究者と考える人に向けたインタビューです。ぜひご覧ください。
川本佳苗連携講師インタビュー「仏教研究の情熱をおすそ分け
松岡佐知研究員インタビュー「フィールドでまなざしを耕す—南インドに降り立って

・【KURENAIにて公開】中西嘉宏・片岡樹編『CSEASブックガイド 初学者のための東南アジア研究』が本学リポジトリKURENAIに登録、公開されました。

2. 研究集会とイベント

・CSEASコロキアム “Promising yet Precarious Pathways: Filipino Trainees’ Articulations of Aspirations and Projections of Future in Japan
日時:2022年6月23日(木)13時~14時30分
会場:稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)※オンサイトでの開催
発表者:カルロス・ピオコス氏(招へい外国人学者)
討論者:マリオ・ロペズ准教授

京大生協X-academy(クロスアカデミー)2022 第3回「世界との出逢い」
日時:2022年6月23日(木)18時45分~21時
対象:京都大学新1年生
西本希呼連携講師が座談会に登壇する予定です。

・京都大学アジア環太平洋研究ユニットセミナー “Remarks on the Discourse History of the ‘Comfort Women’ ”
日時:2022年6月24日(金)15時~16時30分
会場:稲盛財団記念館3階大会議室
講演者:ラインハルト・ツェルナー氏(ボン大学)
コメンテーター:秋林こずえ氏(同志社大学)
司会:村上勇介教授
使用言語:英語
参加には事前申し込みが必要です。貴志俊彦教授までメールでご連絡ください。

・アジア環太平洋研究セミナー「ペルー左派政権の行方—カスティジョ政権の10ヶ月」
日時:6月25日(土)10時~12時(zoom開催)
テーマ:カスティジョ政権の10ヶ月
報告:村上勇介教授
コメント・討論:中沢知史氏(立命館大学)

上映+トーク「福岡市総合図書館所蔵作品 アジア映画セレクション」
日時:2022年6月27日(月)~7月2日(土)
場所:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)
27日(月)18時のオープニング・トーク「開催から40年—国際交流基金「南アジア映画祭」がもたらしたもの」に、清水展名誉教授が四方田犬彦氏とともに登壇します。司会は石坂健治氏です。29日(水)にはリリ・リザ監督の三作品『虹の兵士たち』『夢追いかけて』『ジャングル・スクール』が上映されます。西芳実准教授の『夢みるインドネシア映画の挑戦』(英明企画編集、2021年)でも詳しく検討されたリリ・リザ監督作品を日本語字幕つきで鑑賞できる貴重な機会です。

第12回東南アジア研究ヨーロッパ協会(EuroSEAS)国際会議
日時:2022年6月28日~7月1日
場所:フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)
セッション1「Ambiguity and its “Enemies” in Southeast Asian Islamic Societies」にてヌルル・フダ・ビンティ・モハメド・ラジフさん(外国人共同研究者(学振外国人特別研究員))、セッション3「New Terrains in Aceh’s History: Rereading Texts, Objects, and Practices」にてマイケル・フィーナー教授、セッション8「Intellectuals in Intercontinental Conversations」にて芹澤隆道研究員が研究発表を行う予定です。

第11回カンボジア国際映画祭
日時:2022年6月28日~7月3日
場所:Chaktomuk Theater
Visual Documentary Project(VDP)から下記の4作品が出品され、6月30日の「MEKONG DISCOVERY Days」にて上映される予定です。
『リエンさんの造船所』(グエン・トゥー・フオン監督、ベトナム、30分、VDP2021入選)
山に響くこだま』(Jirudikal Prasonchoom/Pasit Tandaechanurat監督、タイ、19分、VDP2014入選)
『落ち着かない土地』(グエン・ティ・カーン・リー監督、ベトナム、28分、VDP2019入選)
『命を守るマングローブ』(Philipp Danao/Khin Myanmar監督、ミャンマー、15分、VDP2014入選)

第16回日本カンボジア研究会
日時:2022年7月16日(土)、17日(日)
場所:稲盛財団記念館3階大会議室およびオンライン
16日のパネル「地方議会選挙から考える独裁回帰後のカンボジア政治」では小林知教授が司会を、17日には千田沙也加学振特別研究員が「カンボジアにおける凄惨な過去の継承に関する予備的考察―教師教育者の経験と語りから」の題目で研究発表を行う予定です。

・CSEASリーディング・グループ オンライン読書会
日時:2022年7月22日(金)16時~
石川登教授が課題図書James C. Scott. The Art of Not Being Governed: An Anarchist History of Upland Southeast Asia. 2010. Yale University Pressの概要を紹介したのち、参加者の間で意見交換を行う予定です。翻訳書はジェームズ・C・スコット、佐藤仁監訳、池田一人、今村真央、久保忠行、田崎郁子、内藤大輔、中井仙丈訳『ゾミア―脱国家の世界史』みすず書房、2013年。

3. 出版

・【新刊】貴志俊彦教授による『帝国日本のプロパガンダ—「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)が刊行されました。宣伝戦はどのように先鋭化したか、なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたか、という二つの基本的な問いから、戦争熱を喚起した当時のビジュアル・メディアを材料として考察した作品です。

・【論文公開】Climateにマイケル・フィーナー教授が代表を務めるMAHSプロジェクトチームの共著論文 “Challenges of Managing Maritime Cultural Heritage in Asia in the Face of Climate Change,” が掲載され、2022年5月25日オンライン公開されました。

・【論文公開】Economic History of Developing Regionsに小林篤史助教の論文 “Market integration via entrepôt: Southeast Asia’s rice trade, 1828–1870” が掲載され、2022年6月15日オンライン公開されました。

・【最新号】和文誌『東南アジア研究』59巻2号(2022年1月31日発行)の全文を公開中です。

・【新刊】英文モノグラフシリーズKyoto Area Studies on Asiaより、大澤隆将連携研究員による単著が刊行されました。
OSAWA Takamasa, At the Edge of Mangrove Forest: The Suku Asli and the Quest for Indigeneity, Ethnicity, and Development, Kyoto Area Studies on Asia 29, Kyoto UP, 2022.

・【コラム公開】2022年6月1日にKyoto Review of Southeast Asiaにて「TRENDSETTERS」コラムを公開しました。
Paul Chambers, “Hindering Democratization: Thailand’s Well-Traveled Trojan Horse.”

・【レポート掲載】『日中経協ジャーナル』2022年6月号(No. 341)「SPECIAL REPORT:地政学から中国を見る」にて、中西嘉宏准教授によるレポート「政変が変えるミャンマー・中国関係の行方」が掲載されました。

・【コラム掲載】『月刊インドネシア』2022年6月号(通巻888号)に、西芳実准教授による連載「映画から読み解くインドネシア」第1回「フィルムに受け止められた若者たちの迷い―『フォトコピー』(2021年)」が掲載されました。

・【PDF公開】アジア政経学会ニューズレターNo. 57(2022.3.24)が公開されました。岡本正明教授による2021年度秋季大会参加記「自由論題1 東南アジアの国民統合」が掲載されています。

・【PDF公開】『故原洋之介先生追悼文集 アジアと日本の発展に心を寄せて』(故原洋之介先生追悼企画発起人一同編、書籍工房早山、2022年)

・【近刊】内藤直樹・石川登編『ゾミアの地球環境学─地質・生態・歴史から人間活動をみる(仮題)』(昭和堂、2022年秋刊行予定)

・【近刊】Takamichi Serizawa, Writing History in America’s Shadow: Japan, the Philippines, and the Question of Pan-Asianism, Ateneo de Manila University Press, 2022が刊行される予定です。

4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

・【配信中】2022年5月11日 No.37 柿崎一郎『草の根の日タイ同盟―事件史から見る戦時下の日本人とタイ人』(京都大学学術出版会、2022年)
書籍情報:https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814003778.html

・【配信中】2022年5月25日 No.38 木村幹『韓国愛憎―激変する隣国と私の30年』(中公新書、2022年)
書籍情報:https://www.chuko.co.jp/shinsho/2022/01/102682.html

・【配信中】2022年6月8日 No.39 小田なら『〈伝統医学〉が創られるとき—ベトナム医療政策史』(地域研究叢書45、京都大学学術出版会、2022年)
書籍情報:https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814004041.html

・【New!】2022年6月22日 No.40 鈴木賢『台湾同性婚法の誕生—アジアLGBTQ+ 燈台への歴程』(日本評論社、2022年)
書籍情報:https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8749.html

5. メディアへの露出

※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。

・【受賞情報】下條尚志氏(神戸大学准教授)が『国家の「余白」―メコンデルタ 生き残りの社会史』(地域研究叢書42、京都大学学術出版会、2021年)により、第43回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞(2022年度)を受賞されました。表彰式は7月1日(金)にハイブリッド形式で開催され、受賞者による講演が予定されています。
下條尚志氏をゲストに迎えたブックトーク・オン・アジア No. 10『国家の「余白」―メコンデルタ 生き残りの社会史』もぜひお聴きください。

・音声メディア「ブックラウンジ・アカデミア」2022年6月8日配信プログラムは、『〈伝統医学〉が創られるとき—ベトナム医療政策史』(地域研究叢書45、京都大学学術出版会、2022年)の著者小田なら氏へのインタビューです。ブックトーク・オン・アジアNo.39とあわせてお聴きください。

6. 最近のイベント

・京都大学アカデミックデイ2022
日時:2022年6月19日(日)
場所:ロームシアター京都
研究紹介とポスター展示「研究者と立ち話」に、河野泰之教授が「日本とASEANの共創メカニズム」の題目で参加しました。

・国際ワークショップ「Rediscovering Today’s Value of Living in Rural Communities in Asia」(オンライン)
日時:2022年6月19日(日)13時30分~16時
主催:トヨタ財団国際助成プログラム「アジア農村で暮らす今日的価値の再発見―日本、ミャンマー、ブータンの当事者的相互交流」
赤松芳郎特定助教、安藤和雄連携教授、坂本龍太准教授が共同で司会を務めました。

ASAFASグローバル地域研究専攻オープンキャンパス
日時:2022年6月18日(土)13時30分~(Zoomを併用したハイブリッド開催)
当研究所より帯谷知可准教授が協力しました。

・ジョイント研究会「インドネシアの穏健イスラーム」
日時:2022年6月18日(土)16時~18時
場所:京都大学研究第2号館4階AA447(Zoomとのハイブリッド開催)
主催:科研費基盤(A)JSPS22H00034および平和中島財団アジア地域重点学術研究助成
岡本正明教授が「Islam Nusantara: To Be Political or to Be Critical?」の題目で研究発表を行い、Oman Fathurahman氏(国立イスラーム大学教授、元宗教大臣顧問)との討論に参加しました。

2022年度人工知能学会全国大会(JSAI 2022)企画セッション「「住みたい街ランキング」を再考する」
日時:2022年6月17日(金)10時〜11時40分
場所:国立京都国際会館(オンラインとのハイブリッド開催)
馬塲弘樹特定助教が研究発表を行い、岡檀氏(統計数理研究所)、樋野公宏氏(東京大学大学院工学系研究科)とともにパネルディスカッションに登壇しました。

早稲田大学グローバル経済史研究部会 Global Economic History Seminar Summer Quarter 2022
日時:2022年6月14日(火)16時30分~18時(ハイブリッド開催)
小林篤史助教が「International Bimetallism and Intra-Asian Settlements, 1828-70: Mechanism of Gold and Silver Points」の題目で研究発表を行いました。

JST創発的研究支援事業「融合の場」第1回公開シンポジウム(関西地区)
日時:2022年6月13日(月)10時~18時10分
場所:京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール(Zoomを併用したハイブリッド開催)
木村里子准教授が「水中音響リモートセンシングで駆動するアジア沿岸生態系の生態解明と環境影響評価」の題目で研究発表を行いました。

ASAFAS東南アジア地域研究専攻オープンキャンパス
日時:2022年6月11日(土)13時~17時(オンライン開催)
当研究所より石川登教授、岡本正明教授、甲山治准教授、小林知教授、坂本龍太准教授、中西嘉宏准教授、マイケル・フィーナー教授、速水洋子教授、町北朋洋准教授、三重野文晴教授、柳澤雅之准教授、山崎渉教授が協力しました。

・京都大学創立125周年記念「“鏡”プロジェクト
2022年6月11日(土)14時~16時(オンライン)
坂本龍太准教授が「鏡に“うつす”人」として登壇、「レジオネラの棲みか」と題して3分間の研究発表を行いました。

・アジア政経学会春季大会
日時:6月11日(土)15時40分~18時10分(オンライン開催)
共通論題「ミャンマー政変と東アジア地域秩序」にて、中西嘉宏准教授が「危機によるミャンマーの脆弱国家化—政変と混迷を生んだ国際的要因の検討」の題目で研究発表を行いました。

The SEASIA 4th Biennial Conference 2022 “Managing Disruption, Developing Resilience for a Better Southeast Asia”
日時:2022年6月9日(木)~11日(土)(ハイブリッド開催)
11日開催のパネル「Academic and Scholarly Publishing in Asia」に設楽成実助教が登壇しました。

日本セトロジー研究会第32回大会
日時・場所:2022年6月5日(日)富士市交流プラザ
木村里子准教授が「日本沿岸に生息するスナメリの昼夜における鳴音特性比較」の題目で小川真由氏(農学研究科)とともに研究発表を行いました。

・2022年フィリピン大統領選セミナー「Marcos’ Rehabilitation Completed? Will Peoples’ Lives Be Uplifted? The Philippines afer the May 2022 Elections
日時:2022年6月3日(金)16時~17時30分
場所:稲盛財団記念館3階中会議室およびオンライン

トークイベント「シルクロードの要、ウズベキスタンでの日々」
日時:2022年5月29日(日)14時~15時30分
場所:ふうせんかずら(奈良市東城戸町32-1)
帯谷知可准教授がウズベキスタンの食や服飾文化など現地の暮らしぶりについて紹介しました。2022年3月15日発行の『K』3号には帯谷准教授のエッセイ「ウズベキスタンの街角から―オビノンとユスポフスキーを探せ!」が掲載されています。

・CSEASリーディング・グループ オンライン読書会
日時:2022年5月27日(金)16時~
マイケル・フィーナー教授が課題図書Adam B. Seligman and Robert P. Weller. How Things Count as the Same: Memory, Mimesis, and Metaphor. Oxford University Press, 2018.の概要を紹介したのち、参加者の間で意見交換が行われました。

・ドキュメンタリー『キューバ農業革命』上映会&研究会
日時:2022年5月25日(水)15時30分~
場所:稲盛財団記念2階セミナー室(213号室)
柳澤雅之准教授が世話人となり、韓国ドキュメンタリー映画製作の第一人者である李供起監督を招いて『キューバ農業革命』の上映会を行い、現場で生起する事象を世界に通ずる課題としてどのように切り取り提示するのか、監督を交えて検討しました。

■編集後記 ——————————————–

2022年4月に研究所に入所し、早速広報委員に加入して今年度の要覧担当を仰せつかりました。右も左も分からない状態でお引き受けしてしまい、委員の皆様にはご迷惑をお掛けしておりますが、現在着々と?準備を進めているところです。夏頃にはご執筆の依頼ができると思いますので、ご協力のほどどうぞよろしくお願い致します。(K)

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■発行:京都大学東南アジア地域研究研究所
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■皆様の多岐にわたる研究活動を、以下のメールあるいはGoogleフォームより広報委員会までお知らせください。
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お寄せいただいた情報は広報委員会にて編集し、研究所ウェブサイトや本メールマガジン、各種SNSに掲載いたします。本メールマガジンへのご意見・ご感想もお待ちしております。

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