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CSEASメールマガジン第7号 – 2022/07/27

2022.07.27

====トピックス=================================
1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
5. メディアへの露出
6. 最近のイベント

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1. お知らせ

・【訃報】林行夫京都大学名誉教授(龍谷大学教授)が、令和4年7月11日に御逝去されました。享年67歳でした。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
林先生は、昭和56年4月に東南アジア研究センターの研究生となり、同年11月よりタイ国立チュラーロンコーン大学大学院社会学・人類学専攻科へ、文部省アジア諸国等派遣留学生として留学されました。その際に、東北タイ・コンケーンのドンデーン村で実施した長期の定着調査を出発点として、大陸部東南アジアの上座仏教文化圏における宗教と社会の研究を精力的に進められました。国立民族学博物館の助手を経て、平成5年7月に東南アジア研究センター助教授に着任されて以降、東南アジア研究センター・東南アジア研究所・地域研究統合情報センター・東南アジア地域研究研究所にて各種の共同研究を率いられ、京都大学における東南アジア地域研究を飛躍的に進展させました。また、平成22年4月から平成26年3月まで地域研究統合情報センター長及び京都大学教育研究評議会評議員を務め、同センターのみならず、京都大学の管理運営と地域研究の教育研究体制の充実に尽力されました。平成29年4月に龍谷大学に異動されてからは、学部生の教育に力を入れると共に、日本と東南アジアの仏教交流の歴史研究に着手され、編著『日本と東南アジアの仏教交流―その史実と展望』(龍谷大学仏教文化研究叢書42、三人社、2022年2月刊行)を上梓されたばかりでした。(小林知)

・7月28日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが開催されます。今回は稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)にてオンサイトでの開催となります。
今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

・外国人共同研究者のジャリーン・チュアさん(歴史学)が7月19日に着任され、8月21日まで研究所に滞在される予定です。

・招へい研究員のパトリシヤ・メイ・バントゥグ・フリリアさん(フィリピン研究、文学史)が8月1日に着任され、2023年1月末日まで研究所に滞在される予定です。

【インタビュー公開】訪問研究者の方々へのインタビュー「ビジターズ・ボイス」に8つの新着記事が加わりました。ぜひご覧ください。
・招へい研究員のパトリック・マコーミックさん(歴史学、言語学)へのインタビュー記事 “When ‘the Field’ Becomes Home” を公開しました。
・招へい研究員のアーダードン・インカワニットさん(映像芸術)へのインタビュー記事を公開しました。
・招へい研究員のクリーシュナ・バハードゥル・KCさん(地理学)へのインタビュー記事 “Seeking Pathways to Sustainably Feed the World’s Growing Population” を公開しました。
・招へい研究員のアリフ・ウィドド・ジャティさん(インドネシア研究、伝記作家)へのインタビュー記事 “Uncovering a Journalist of Indonesia’s Colonial Times” を公開しました。
・招へい外国人学者のリチャード・マクドナルドさん(人類学、メディア論)へのインタビュー記事 “Outside the Smart City” を公開しました。
・外国人共同研究者のベンチャマート・カムスーブさん(農学)へのインタビュー記事 “The Research Contribution to Organic and Conventional Cassava in Thailand” を公開しました。
・外国人共同研究者のウシア・アロンソさん(動物医療、獣医学)へのインタビュー記事 “A PhD Student in the middle of Viruses and Pigs” を公開しました。
・元特定研究員のテラ・トゥンさん(歴史学)へのインタビュー記事「現在のプロジェクト:1850年代から1970年代にかけてのカンボジアのテキスト、歴史、知識人」を公開しました。

・【サイトリニューアル】研究紹介動画シリーズ「たんけん動画 地域研究へようこそ」のサイトをリニューアルしました。
この動画シリーズでは、所員のフィールド活動や研究内容を広く公開し、最新の地域研究とそれに取り組む研究者の姿を紹介します。地域研究の魅力を発信するため、多数の動画を公開しております。ぜひご覧いただき、学習教材としてもご活用くださいますと幸いです。

・【最新号】和文誌『東南アジア研究』60巻1号が2022年7月31日に刊行される予定です。

2. 研究集会とイベント

・CSEASコロキアム “Becoming Stronger: Christianity and Endogeneous Transformation in West Papua
日時:2022年7月28日(木)13時~14時30分
場所:稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)※オンサイトでの開催
発表者:Cypri Jehan Paju Dale氏(CSEASポスドク研究員)

・東南アジア短編映像作品上映会&トーク “Animistic Medium: Contemporary Southeast Asian Artists Moving Image Practices
日時:2022年7月28日(木)17時30分〜19時
場所:稲盛財団記念館1階(エントランス南側、元「京都賞ライブラリー」室)
講師:メイ・アーダードン・インカワニット氏(CSEAS招へい研究員)
司会:マリオ・ロペズ准教授

フィリピン研究特別セミナー
日時:2022年7月29日(金)15時30分~17時30分
場所:稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)
報告1:ジャリーン・チュア氏(ジョンズ・ホプキンス大学、CSEAS共同研究者)“Daughter, Wife, or “Immoral Woman”?: Chinese Exclusion Laws in U.S. Colonial Philippines”
報告2:カール・チェン・チュア氏(アテネオ・デ・マニラ大学)“Komiks in Campaigns: Utilitarian Uselessness”

・京都人類学研究会7月季節例会「「とる」人類学:五つの手法をめぐる対話」
日時:2022年7月30日(土)13時30分(13時15分開場)〜16時30分
場所:zoomでのオンライン開催
発表者:直井里予連携講師、丹羽理氏(人間・環境学研究科博士後期課程)、柳沢英輔氏(ASAFAS特任助教)、ケイトリン・コーカー氏(北海道大学)
コメンテーター:石倉敏明氏(秋田公立美術大学)

・JCAS「地域の総合知」シンポジウム 第1回「コロナとつきあう―ウィズ・コロナ期の地域研究」
日時:2022年8月10日(水)13時30分〜14時30分
場所:オンライン開催
主催:地域研究コンソーシアム(JCAS)
共催:公益社団法人日本WHO協会、東南アジア地域研究若手研究者の会(AYSA)、京都大学東南アジア地域研究研究所

・令和4年度京都大学情報学研究科公開講座「こんなところに情報学!
日時:2022年8月11日(木・祝)13時〜16時30分
場所:京都大学総合研究8号館3階NSホール(先着160名)およびオンライン(Zoomウェビナー、先着450名)
対象:高校生・中学生・および一般
参加費:無料
「希少生物の保全に役立つ情報学」の題目で木村里子准教授が登壇予定です。

・特別展「ふしぎ!おどろき!大動物展~おおきくなあれ野生のどうぶつ物語~
日時:2022年7月15日(金)~8月28日(日)
場所:山口県立山口博物館(山口市春日町8-2)
同特別展および関連講演会「バイオロギングでわかったすごい生きものたち」に、木村里子准教授がスナメリの資料を提供し、協力しています。

3. 出版

・【論文公開】The Journal of Peasant Studiesにジュリー・アン・デ・ロス・レイエス特定助教の論文 “Re-making Pascua Lama: Corporate Financialisation and the Production of Extractive Space” が掲載され、2022年6月22日オンライン公開されました。

・【論文掲載】『GIS─理論と応用』に馬塲弘樹特定助教らの共著論文が掲載されました。
馬塲弘樹・秋山祐樹・清水千弘(2022)「スマートメータを利用した空き家期間と地域特性との関係分析─群馬県前橋市を対象として」『GIS─理論と応用』30(1): 39-50.

・【論文公開】International Journal of Housing Markets and Analysisに馬塲弘樹特定助教らの共著論文 “The Impact of Apartment Vacancies on Nearby Housing Rents Over Multiple Time Periods: Application of Smart Meter Data” が掲載され、2022年6月2日オンライン公開されました。

・【論文公開】Tropicsに甲山治准教授らの共著論文 “Productivity of Sago Palms on Smallholder Plantations after Rewetting in Previously Drained Peatland: A Case Study on Tebing Tinggi Island, Riau Province, Indonesia” が掲載され、2022年6月1日オンライン公開されました。

・【論文公開】Journal of Current Southeast Asian Affairにパウィン・チャッチャワーンポンパン准教授の論文 “Kingdom of Fear: Royal Governance under Thailand’s King Vajiralongkorn” が掲載され、2022年7月3日オンライン公開されました。

・【論文公開】『日本農村医学会雑誌』に野瀬光弘連携研究員、坂本龍太准教授らの共著論文「地域在住高齢者における農作物の取り扱いと健康度との関連性─高知県土佐町のご長寿健診から」が掲載され、2022年6月23日オンライン公開されました。

・【論文公開】Acoustic Australiaに木村里子准教授らの共著論文 “Whistle Variation in Indo-Pacific Humpback Dolphins (Sousa chinensis) in Relation to Behavioural and Environmental Parameters in Northwestern Peninsular Malaysia” が掲載され、2022年7月19日オンライン公開されました。

・【論文公開】International Journal of Geographical Information Scienceに馬塲弘樹特定助教らの共著論文“Scalable Spatiotemporal Regression Model Based on Moran’s Eigenvectors” が掲載され、2022年7月22日オンライン公開されました。

・【論文公開】『年報人類学研究』第13号(2022年6月30日発行)に清水展連携教授の論文「フィリピン社会の周縁ニッチで生きる先住民アエタの生存戦略─ピナトゥボ山大噴火の被災(1991)から創造的復興へ」が掲載され、オンライン公開されました。

・【論文公開】サビーナ・ホシェン連携研究員によるThe Twelfth International Convention of Asia Scholars (ICAS 12) 発表論文 “Heritage Commoditization in the Living Heritage Sites: A Case of ‘Creative Destruction’ in Lijiang’s Old Town in China” がオンライン公開されました。

・【コラム公開】Kyoto Review of Southeast Asiaの “TRENDSETTERS” コラムを7月1日に公開しました。
Dawisson Belém Lopes, “Brazil’s Quadruple Crisis – And Why It Matters For Southeast Asia.”

・【ブログ更新】海域アジア遺産調査(MAHS)ブログの最新記事2本が公開されました。
Satoshi Tanaka, “Digital Archiving and Visualisation of the Borobudur Temple in Indonesia.”
M. Mauroof Jameel and M. Hamsha Hussain, “Koagannu – An Endangered Heritage Site in the Maldives.”

・【論評掲載】『史学雑誌』第131編第5号(2022年6月)の特集「2021年の歴史学界 回顧と展望」にて、芹澤隆道機関研究員による東南アジア地域に関する論評が掲載されました。

・【書評掲載】『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、柳澤雅之准教授による書評「林田秀樹編著『アブラヤシ農園問題の研究I【グローバル編】』『アブラヤシ農園問題の研究II【ローカル編】』(晃洋書房、2021年)」が掲載されました。

・【書評掲載】『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、山本博之准教授による書評「児玉谷史朗・佐藤章・嶋田晴行編著『地域研究へのアプローチ─グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(ミネルヴァ書房、2021年)」が掲載されました。

・【書評掲載】『東南アジア─歴史と文化─』第51号(22022年6月30日発行)にて、芹澤隆道機関研究員による書評「荒哲著『日本占領下レイテ島─抵抗と協力をめぐる戦時下フィリピン周縁社会』(東京大学出版会、2021年)」が掲載されました。

・【オンデマンド復刊】和田春樹ほか編集委員『岩波講座東アジア近現代通史別巻 アジア研究の来歴と展望』(岩波書店、2022年7月11日)
貴志俊彦教授が「東アジアにおける「流行歌」の創出」を分担執筆されています。

・【近刊】林佳世子・吉澤誠一郎責任編集『岩波講座世界歴史第17巻 近代アジアの動態 19世紀』(岩波書店、2022年7月28日刊行予定)
小泉順子教授が「近代シャムにおける王権と社会」を分担執筆されています。

・【近刊】外山文子・小山田英治編『東南アジアにおける汚職取締の政治学』(晃洋書房、2022年7月30日刊行予定)
外山文子連携准教授が編著者として、三重野文晴教授が分担執筆者として参画されています。

・【近刊】中西嘉宏『ミャンマー現代史』(岩波新書、2022年8月19日刊行予定)

・【近刊】内藤直樹・石川登編『ゾミアの地球環境学─地質・生態・歴史から人間活動をみる(仮題)』(昭和堂、2022年秋刊行予定)

・【近刊】Takamichi Serizawa, Writing History in America’s Shadow: Japan, the Philippines, and the Question of Pan-Asianism, Ateneo de Manila University Press, 2022が刊行される予定です。

4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

・【配信中】2022年6月8日 No.39 小田なら『〈伝統医学〉が創られるとき─ベトナム医療政策史』(地域研究叢書45、京都大学学術出版会、2022年)
書籍情報:https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814004041.html

・【配信中】2022年6月22日 No.40 鈴木賢『台湾同性婚法の誕生─アジアLGBTQ+燈台への歴程』(日本評論社、2022年)
書籍情報:https://www.nippyo.co.jp/shop/book/8749.html

・【配信中】2022年7月13日 No.41 弘末雅士『海の東南アジア史─港市・女性・外来者』(ちくま新書、2022年)
書籍情報:https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480074782/

・【New!】2022年7月27日 No.42 荒木亮『現代インドネシアのイスラーム復興─都市と村落における宗教文化の混成性』(弘文堂、2022年)
書籍情報:https://www.koubundou.co.jp/book/b597748.html

5. メディアへの露出

※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。

・『新聞協会報』第4408号(2022年6月14日)第3面「戦中写真をアーカイブ化 教育現場での普及目指す 毎日」にて貴志俊彦教授が東京大学情報学環の渡邉英徳氏、毎日新聞社らと進める産学連携プロジェクト「毎日戦中写真アーカイブ共同研究」が紹介されました。

・加反真帆氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科大学院生、日本学術振興会特別研究員)が「泥炭保全ガバナンスが泥炭回復と生計向上の両立に寄与するか?─インドネシア・リアウ州R村の事例」により、2022年6月18日-19日に名古屋大学で開かれた日本熱帯生態学会第32回年次大会優秀発表賞を受賞されました。

『社会政策』第14巻第1号(2022年6月30日発行、特集 歴史研究からみる労働と生活の規範形成)に水野広祐著『民主化と労使関係─インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流』の書評が掲載されました。評者は山垣真浩氏です。

・『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、水野広祐著『民主化と労使関係─インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流』の書評が掲載されました。評者は増原綾子氏です。
ブックトーク・オン・アジアNo.4 水野広祐『民主化と労使関係─インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流』はこちらからお聴きいただけます。

・『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、中西嘉宏著『ロヒンギャ危機─「民族浄化」の真相』(中公新書、2021年)の書評が掲載されました。評者は池田一人氏です。

・『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、日下渉・伊賀司・青山薫・田村慶子編『東南アジアと「LGBT」の政治─性的少数者をめぐって何が争われているのか』(明石書店、2021年)の書評が掲載されました。評者は井口由布氏です。

・『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、小西鉄著『新興国のビジネスと政治─インドネシア バクリ・ファミリーの経済権力』(地域研究叢書43、京都大学学術出版会、2021年)の書評が掲載されました。評者は鈴木絢女氏です。
ブックトーク・オン・アジアNo.13 小西鉄『新興国のビジネスと政治─インドネシア バクリ・ファミリーの経済権力』はこちらからお聴きいただけます。

・『東南アジア─歴史と文化─』第51号(2022年6月30日発行)にて、下條尚志著『国家の「余白」─メコンデルタ 生き残りの社会史』(地域研究叢書42、京都大学学術出版会、2021年)の書評が掲載されました。評者は澁谷由紀氏です。
ブックトーク・オン・アジアNo.10 下條尚志『国家の「余白」─メコンデルタ 生き残りの社会史』はこちらからお聴きいただけます。

『朝日新聞』2022年7月9日読書面「新書速報」欄にて貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)の書評が掲載されました。評者は田中大喜氏です。

『毎日新聞』2022年7月16日「今週の本棚」にて貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)の書評が掲載されました。

『日本経済新聞』2022年7月23日読書面にて「今に続く「ハイブリッド戦争」」と題して貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)の書評が掲載されました。評者は一ノ瀬俊也氏です。

6. 最近のイベント

・特別セミナー “Skytrains and Superheroes: Reflections on the Khon Kaen Model
日時:2022年7月26日(火)13時30分~15時
場所:稲盛財団記念館2階東南亭
報告者:リチャード・マクドナルド氏(CSEAS招へい外国人学者)
司会:小林知教授

〈わすれな月2022〉ヤスミン・アフマド監督追悼上映・ディスカッション
日時:2022年7月24日(日)10時~18時30分
場所:京都大学稲盛財団記念館
7月24日のディスカッションに山本博之准教授が登壇しました。また、山本准教授による解説動画の配信が7月23日から1週間の期間限定で始まりました。
主催:混成アジア映画研究会
協力:京都大学東南アジア地域研究研究所、科研費プロジェクト「東南アジア映画の物語と表現を読み解く」

International Feminist Journal of Politics (IFJP) 2022年度国際会議
日時:2022年7月21日(木)〜23日(土)
場所:韓国梨花女子大学校(ハイブリッド開催)
7月23日の東南アジア研究ハブ全体パネル “On Gender and Development: Trajectories, Challenges, and Prospects” にて、土屋喜生助教が北ミンダナオの女性元密輸業者に関するオーラルヒストリーについて研究報告を行いました。

・CSEASリーディング・グループ オンライン読書会
日時:2022年7月22日(金)
石川登教授が課題図書James C. Scott. The Art of Not Being Governed: An Anarchist History of Upland Southeast Asia. 2010. Yale University Press(ジェームズ・C・スコット、佐藤仁監訳、池田一人・今村真央・久保忠行・田崎郁子・内藤大輔・中井仙丈訳『ゾミアー脱国家の世界史』みすず書房、2013年)の概要を紹介したのち、参加者の間で意見交換を行いました。

・特別セミナー “Sustainable Natural Resources Management in Southeast Asia: Global Perspectives and Local Actions
日時:2022年7月22日(金)
場所:稲盛財団記念館3階中会議室
招へい研究員のクリーシュナ・バハードゥル・KC氏が “Interplay between Climate Change, Land Use and Food System: Global Perspective and Local Examples” の題目で、ブントーン・ブアホム氏が “Rubber Industry Sustainable Development and Responsible Investment in Laos” の題目で研究報告を行いました。

・大阪府立茨木高校による研究室訪問
日時:2022年7月21日(木)
本学の高大連携事業の一環で、大阪府立茨木高校の高校生5名が村上勇介教授の研究室を訪問し、セミナー室にて講義が行われました。

・「わくわく海博in上関」
日時:2022年7月18日(月・祝)
場所:上関町総合文化センター(山口県熊毛郡上関町室津)
同博調査研究ブースに木村里子准教授がスナメリの資料を提供、展示に協力しました。
関連情報:https://yama.minato-yamaguchi.co.jp/e-yama/articles/45890

立命館大学アジア・日本研究所ブックローンチ『ヴェールのなかのモダニティ─ポスト社会主義国ウズベキスタンの経験』(東京大学出版会、2022年)
日時:2022年7月13日(火)
場所:オンライン
帯谷知可准教授が自著の紹介を行い、質疑応答で参加者と意見交換を行いました。

・インドネシア政治研究会 “Say It With Flowers: Negotiating Political Space in National Monument Park during 2017 Jakarta Gubernatorial Election
日時:2022年7月13日(火)
場所:稲盛財団記念館3階中会議室
Raphaella Dewantari Dwianto氏(インドネシア大学社会学部)が研究報告を行いました。

第6回日伯文化環境研究会「持続可能な人間環境:ブラジルの都市と都市周辺の例から考える」
日時:2022年7月2日(土)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
主催:京都精華大学人間環境デザインプログラム
共催:CSEASアジア環太平洋研究ユニット
村上勇介教授がコメンテーターとして登壇しました。

第12回東南アジア研究ヨーロッパ協会(EuroSEAS)国際会議
日時:2022年6月28日〜7月1日
場所:フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)
セッション1 “Ambiguity and its “Enemies” in Southeast Asian Islamic Societies” にてヌルル・フダ・ビンティ・モハメド・ラジフ氏(外国人共同研究者(学振外国人特別研究員))、セッション3 “New Terrains in Aceh’s History: Rereading Texts, Objects, and Practices” にてマイケル・フィーナー教授、セッション8 “Intellectuals in Intercontinental Conversations” にて芹澤隆道機関研究員が研究発表を行いました。

在大阪・神戸インド総領事の公式訪問
日時:2022年6月23日(木)

在日フィリピン大使館およびフィリピン大学同窓会の公式訪問
日時:2022年6月17日(金)
ジュリウス・バウティスタ准教授による報告を公開しました。

■編集後記 ——————————————–

パリで開催されたヨーロッパ東南アジア研究会議に参加してきました。参加費も含めて、いろいろな意味で、東南アジア研究における西洋中心主義の片鱗を垣間見ました。東南アジアに拠点を置く研究者たちとのネットワーク構築、知の生産の重要性を再認識しました。(S)

この夏はニュースがたくさん。訪問研究者のみなさんが続々と京都にやってきてくださっています。毎日の研究集会の内容も、どれも際立って先端的というだけでなく、バラエティ豊かに計画されています。こうして京都滞在を始めたみなさんに、研究内容や日々感じていること、おすすめの本、これまでの歩みを短くインタビューし、「ビジターズ・ボイス」として配信を始めました。訪問研究者は研究所の宝。そしてニュースはもうひとつ。YouTubeにて配信中の10分間研究紹介シリーズをリニューアルし、「たんけん動画 地域研究へようこそ」として公開しました。夜と昼でウェブページが切り替わります。広報委員会で議論中に発された「それなら昼と夜で動物が変わると萌える」というコメントが起点となり、楽しく素敵なページができました。このイラストを描いてくださったAtelier Epocha(アトリエ エポカ)さんから特別なメッセージもいただき、CSEASと地域研究のコミュニティに夏のプレゼントが届いたかのようで、広報委員会(ことニュースたんけん隊)は喜んでいます。(M)

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■発行:京都大学東南アジア地域研究研究所
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