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CSEASメールマガジン第9号 – 2022/09/21

2022.09.21

====トピックス=================================

1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
5. メディアへの露出
6. 最近のイベント

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1. お知らせ

【9月のGet Together】
・9月22日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが開催されます。今回は稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)にてオンサイトでの開催となります。今回の歓送迎会の終了後、中庭にて写真撮影を予定しております。
今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

【新たな訪問研究者のみなさん】
・Patrick Daly(パトリック・ダリー)さん(環境考古学)が8月28日に招へい外国人学者として着任され、9月24日まで研究所に滞在される予定です。
Yaniah Wardani(ヤニア・ワルダニ)さん(アラビア語と文学)が9月1日に招へい外国人学者として着任され、11月27日まで研究所に滞在される予定です。
・Duangjai Lorthanavanich(ドゥアンチャイ・ロタナワニッチ)さん(社会学、文化人類学、日本研究、観光学)が9月28日に外国人共同研究者として着任され、10月27日まで研究所に滞在される予定です。

【インタビュー公開】訪問研究者の方々へのインタビュー「ビジターズ・ボイス」に新着記事が加わりました。
・招へい研究員のパトリシヤ・メイ・バントゥグ・フリリアさんへのインタビュー “Writing Books about Books” は以下よりお読みいただけます。
・パトリック・マコーミックさんへのインタビュー「「フィールド」が「ホーム」になるとき」日本語版を公開しました。
・アリフ・ジャティさんへのインタビュー「インドネシア植民地時代のジャーナリストを探る」日本語版を公開しました。

【インタビュー公開】若手の方々へのインタビューに新着記事が加わりました。
・芹澤隆道機関研究員へのインタビュー「敗者の歴史を共有する─歴史研究の舞台裏」は以下よりお読みいただけます。
・ジュリー・アン・デロスレイエス特定助教へのインタビュー「東アジア、東南アジアにおけるエネルギー転換を理解する」は以下よりお読みいただけます。
・シプリ・ヨハン・パジュ・ダール特定研究員へのインタビュー“Working Politically with Knowledge”は以下よりお読みいただけます。
・エリベルト・ルイス・タフォヤさん(外国人共同研究者(学振外国人特別研究員))へのインタビュー“Theorizing Peoples’ Livelihood Strategies in the Urban Poor Neighborhoods”は以下よりお読みいただけます。

【招へい研究員の公募】2023年度の招へい研究員の公募が始まりました。締切は2022年10月末日です。

【新サイト公開】共同利用・共同研究拠点「グローバル共生に向けた東南アジア地域研究の国際共同研究拠点(GCR)」のサイトが公開されました。GCRの概要、プログラム、公募、成果に関する情報発信の拠点となります。どうぞご活用ください。

【サイトリニューアル】研究紹介動画シリーズ「たんけん動画 地域研究へようこそ」のサイトをリニューアルしました。
この動画シリーズでは、所員のフィールド活動や研究内容を広く公開し、最新の地域研究とそれに取り組む研究者の姿を紹介します。地域研究の魅力を発信するため、多数の動画を公開しております。ぜひご覧いただき、学習教材としてもご活用くださいますと幸いです。

2. 研究集会とイベント

Workshop on Sociology and Interdisciplinary Study of Sleep: “Sleep Knowledge: A Sociological Perspective on Sleep Laboratories”
日時:2022年9月21日(水)16時〜17時30分
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(332室)
報告者:ダリウス・ジフォヌン氏(フィリップス大学マールブルク社会学研究所)
司会:遠藤環氏(埼玉大学大学院人文社会科学研究科/経済学部)、土居雅夫氏(京都大学大学院薬学研究科)

・CSEASコロキアム “The Role of the British in Shaping Burmese History”
日時:2022年9月22日(木)13時30分〜15時
会場:稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)※オンサイトでの開催
発表者:パトリック・マコーミック氏(招へい外国人学者)
パトリック・マコーミックさんへのインタビュー「「フィールド」が「ホーム」になるとき」もぜひご覧ください。

・大学院生向け集中講義「人間の安全保障特論」
日時:2022年10月1日(金)、3日(月)、11日(火)、12日(水)
場所:北部キャンパス農学部総合館W506、稲盛財団記念館3階中会議室(332室)、吉田キャンパス総合研究12号館3階セミナー室(302室)
農学研究科、エネルギー科学研究科、エネルギー理工学研究所と当研究所が合同で集中講義が行われます。受講を希望される方はKULASISより事前にご登録ください。

・大学院生向け集中講義「東南アジア地域論」
日時:2022年10月4日(火)〜7日(金)
場所:稲盛財団記念館3階中会議室(332室)および1階107室(元「京都賞ライブラリー」室)
当研究所の教員による集中講義が行われます。受講を希望される方はKULASISより事前にご登録ください。

・CSEASリーディング・グループ オンライン読書会 特別セッション
日時:2022年9月30日(金)16時〜
場所:京都大学稲盛財団記念館3階小会議室 I
今回の読書会はメンバーのうち7名が最近読んだ本や特に印象に残っている本をそれぞれ7分程度で順に紹介する特別ラウンドテーブルセッションです。参加にあたって事前に読んでおく必要はありません。お気軽にご参加ください。

セミナー「ロシアのウクライナ侵攻・『ポスト冷戦』は終わったのか?:ラテンアメリカ・中東・旧ソ連の経験から」
日時:2022年10月7日(土)16時〜18時
開催方法:Zoomウェビナーによる開催
進行:岩下明裕氏(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
報告:村上勇介教授「ラテンアメリカにおけるウティ・ポシデティスの成立と適用」
コメント:黒木英充氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)

みんなで世界を旅しよう!2022地球たんけんたい⑪
日時:2022年10月9日(日)、30日(日)、12月11日(日)、2023年1月22日(日)10時30分〜12時30分、14時30分〜16時30分(各二部制)
場所:京都大学稲盛財団記念館2Fセミナー室(213室)
主催:マナラボ 環境と平和の学びデザイン、京都府ほか
協力:京都大学東南アジア地域研究研究所、地域研究コンソーシアムほか

京都大学研究連携基盤 未踏科学研究ユニット報告会2022(2nd)
日時:2022年10月15日(土)10時〜16時55分
会場:京都大学学術情報メディアセンター南館(マルチメディア講義室)およびオンライン(Zoomウェビナー)
「持続可能社会創造ユニット」活動報告(13時30分〜)にて小川まり子助教が、「データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニット」活動報告(14時40分〜)にて三重野文晴教授、ジュリー・アン・デロスレイエス特定助教、甲山治准教授が報告予定です。

「夢みる子どもたち―インドネシア映画から考える家族のかたち」上映・トーク
日時:2022年10月16日(土)13時~18時
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
上映作品:『虹の兵士たち』『ジャングル・スクール』
登壇者:西芳実准教授
会場での上映・トークに加えて、事前にオンラインでの作品上映(『デリサのお祈り』)および西芳実准教授によるオンライン・トークの配信が予定されています。
主催:混成アジア映画研究会
協力:京都大学東南アジア地域研究研究所、科研費プロジェクト「東南アジア映画の物語と表現を読み解く」、福岡市総合図書館

3. 出版

【最新号】英文誌Southeast Asian Studiesの第11巻第2号(2022年8月号)が刊行されました。収載論文、書評はすべてダウンロードいただけます。

【最新号】多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaの第33号が9月1日に刊行されました。特集“The Spectre of Digital Authoritarianism for Southeast Asia”および5本の書評、“TRENDSETTERS”コラムは以下のリンク先よりお読みいただけます。

【最新号】和文誌『東南アジア研究』60巻1号が7月31日に刊行されました。特集「「景福寺資料」の学際的研究」および書評15本はすべてダウンロードいただけます。

【論文掲載】Chika Yamada, Atsuro Tsutsumi, Takashi Izutsu, Hiroya Matsuo (2022) “Exposure to Drug-related Killings and Its Psychological Consequences in the Philippines,” Traumatology, Advance online publication.

【論文掲載】 Rongling Ye, Taisuke Kodo, Yoshihiro Hirooka, Hor Sanara, Kim Soben, Satoru Kobayashi, and Koki Homma (2022) “Educational Trials to Quantify Agronomic Information in Interdisciplinary Fieldwork in Pursat Province, Cambodia,” Sustainability 14(16): 10007.

【論文掲載】 Yui Ueno, Masanori Iwasaki, Yumi Kimura, Satoko Kakuta, Chihiro Masaki, Taizo Wada, Ryota Sakamoto, Yasuko Ishimoto, Michiko Fujisawa, Kiyohito Okumiya, Toshihiro Ansai, Kozo Matsubayashi, Ryuji Hosokawa (2022) “Periodontal status is associated with oral function in community-dwelling older adults, independent of dentition status,” Journal of Periodontal Research, First published: 4 September 2022.

【論文掲載】岡本正明「ASEAN諸国におけるスマートシティの乱立と多国間・多企業間競合のリスク」『ROLES REPORT』No. 21(東大先端研創発戦略研究オープンラボ、2022年9月)

『学術の動向』2022年8月号(特集「戦後アジアの地域再編と学術の共同─分断・協調・再分断を超えて」)に、貴志俊彦教授、三重野文晴教授が寄稿しました。
「戦争と戦後の日中韓三国関係と地域共同の枠組み」(貴志俊彦)
「東アジアの地域秩序の変容─中国・アメリカ・東南アジアの戦略と域内の論理」および「東アジアの経済発展と金融協力」(三重野文晴)

【近刊】内藤直樹・石川登編『ゾミアの地球環境学─地質・生態・歴史から人間活動をみる(仮題)』(昭和堂、2022年秋刊行予定)

【近刊】Pheng Cheah, Caroline S. Hau (eds), Siting Postcoloniality: Critical Perspectives from the East Asian Sinosphere, Duke University Press, 2022.

【近刊】Takamichi Serizawa, Writing History in America’s Shadow: Japan, the Philippines, and the Question of Pan-Asianism, Ateneo de Manila University Press, 2022が刊行される予定です。

4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

【New!】2022年9月14日 No.45 櫻井義秀『東アジア宗教のかたち─比較宗教社会学への招待』(法藏館、2022年)
書籍情報:https://pub.hozokan.co.jp/book/b606639.html

【配信中】2022年8月24日 No.44 熊倉潤『新疆ウイグル自治区─中国共産党支配の70年』(中公新書、2022年)
書籍情報:https://www.chuko.co.jp/shinsho/2022/06/102700.html

【配信中】2022年8月10日 No.43 川中豪『競争と秩序─東南アジアにみる民主主義のジレンマ』(白水社、2022年)
書籍情報:https://www.hakusuisha.co.jp/book/b604726.html

【予告】2022年9月28日 No.46 貴志俊彦『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)
書籍情報:https://www.chuko.co.jp/shinsho/2022/06/102703.html

5. メディアへの露出

※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。

・キャロライン・ハウ教授の著作Tiempo Muerto: A Novel(Ateneo de Manila University Press, 2019)が第39回フィリピン全国書籍賞(National Book Award of the Philippines)の英語小説部門の大賞に選ばれました。おめでとうございます。

・川本佳苗連携講師がミャンマー人向け生活情報発信サイトJapanGyi(ジャパンジー)のインタビューに答えました(リンク先の動画はミャンマー語字幕つきです)。

Kyoto Review of Southeast Asia Issue 33 にて、マイケル・フィーナー教授の共編著Political Theologies and Development in Asia: Transcendence, Sacrifice and Aspiration(Edited by Giuseppe Bolotta, Philip Fountain and Michael Feener, Manchester: Manchester University Press, 2020)の書評が掲載されました。評者はAgnes M. Brazal氏です。

・『東亜』2022年9月号「Book Review on Asia 今月の一冊」にて、貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)の書評が掲載されました。評者は嵯峨隆氏です。

・『西日本新聞』2022年9月5日「おすすめ読書館」欄にて、貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)が紹介されました。

・『京都新聞』2022年9月9日朝刊「ソフィア 京都新聞文化会議」連載第831回にて飯塚宜子研究員のエッセイ「演劇通し子らに異文化体験」が掲載されました。

・『朝日新聞』2022年9月10日読書面「三牧聖子の新書速報」にて、中西嘉宏著『ミャンマー現代史』(岩波新書、2022年)が森万佑子著『韓国併合』(中公新書、2022年)とともに紹介されました。朝日新聞「好書好日」にて全文が公開されています。

6. 最近のイベント

「環境デーなごや2022」
日時:2022年9月17日(土)
場所:久屋大通公園(名古屋市中区)
名古屋港水族館のパネル「名古屋港水族館で学ぶ環境と多様性」にて木村里子准教授の共同研究が紹介されました。

Asian Journals Network (AJN) Conference “Journals Unite to Promote a Truly Global Scholarly Culture”
日時:2022年8月29日(月)〜30日(火)(オンライン開催)
英文誌Southeast Asian Studies編集委員会が参加しました。

研究・イノベーション学会 大学経営研究懇談会「ネットワークで実現する組織を超えた研究支援」
日時:2022年8月28日(日)14時~15時30分(オンライン開催)
設楽成実助教が京都大学学術研究支援室の天野絵里子氏とともに「紀要編集者ネットワーク」の紹介を行い、討議に参加しました。

映画『復讐は私にまかせて』(エドウィン監督、2021年、インドネシア・シンガポール・ドイツ、インドネシア語、115分、JAIHO配給)
日時と場所:2022年8月20日(土)よりシアターイメージフォーラムほか
西芳実著『夢みるインドネシア映画の挑戦』(英明企画編集、2021年)にて「映画でインドネシアの語り直しに取り組む15人」の一人として紹介されているエドウィン監督による最新作が、全国の劇場で順次公開中です。

特別展「ふしぎ!おどろき!大動物展~おおきくなあれ野生のどうぶつ物語~」
日時:2022年7月15日(金)~8月28日(日)
場所:山口県立山口博物館(山口市春日町8-2)
同特別展および関連講演会「バイオロギングでわかったすごい生きものたち」に、木村里子准教授がスナメリの資料を提供しました。

データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニット(DASU)セミナー “Can Auctions Foster Renewable Energy under Institutional and Macroeconomic Instability?”
日時:2022年8月25日(木)11時〜12時
場所:オンライン
Pablo Mac Clay氏(ボン大学)が研究報告を行いました。また、Jordi Cravioto氏(京都大学エネルギー理工学研究所)およびJulie de los Reyes特定助教が司会を務めました。

■編集後記 ——————————————–

CSEASで過ごした1年半という時間は短いようだけど、コロナ禍もあいまり、研究所にこもり、海外から来た同僚たちと(ソーシャルディスタンスをとりながら)毎日コーヒータイムを持ち、とても濃密でした。出会ったみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。(M)

調べものをしていてふと行き着いたたんけん動画に、はまりました。「プロフェッショナル」のようで「情熱大陸」のようで見だしたら止まりません。カット!と声がかかったあとの緊張が解けた先生方の一瞬も妄想してみたり。昨年より同サイトを担当され、サイトのリニューアルや多言語字幕を手掛けられた松岡さんが、異動のため退職されます。お疲れさまでした!(ns)

CSEASの広報委員会では、しばらく前から「ニュースたんけん隊」を組織し、研究所のひとびとに焦点をあてた広報活動をさらに深めてみようと、新たにインタビューシリーズを制作して配信を始めています。広報委員でもある松岡佐知さん(医療人類学、人類生態学、南アジア地域研究)へのインタビューは、ひとを通じて場所を知る、場所を通じてその人を知るような、そうした方向性をもっと突き詰めたくなるものでした。そしてインタビュー記事のさりげない一言一言は、自分の固まった「こり」がほぐれていったり、枠を外すことができるような力も与えてくれます。私たち広報委員会にとっても記念すべき宝物「フィールドでまなざしを耕す──南インドに降り立って」をご覧ください。(M)

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■発行:京都大学東南アジア地域研究研究所
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