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教員の著作が刊行されました
Okamoto Masaaki and Jafar Suryomenggolo (eds), Indonesia at the Crossroads: Transformation and Challenges (Trans Pacific Press & Gadjah Mada University Press)

2023.01.30

推薦の言葉

本書は変化の激しいポスト・レフォルマシ(改革)運動期におけるガバナンス、経済発展、社会変容等の幅広い問題を取り上げ、経験豊富な専門家が現地調査に基づき、豊富な情報を提供している。また、著者全員が非西欧諸国出身という点でもユニークな試みである。本書は現代インドネシアの研究にとって不可欠な貢献としてみなされるだろう。

川村晃一(日本貿易振興機構 アジア経済研究所 地域研究センター 次長)


本書はインドネシアの未来と、インドネシアが直面するさまざまな課題について論じようとするものである。20年前に権威主義から脱却したインドネシアは欠点はあるものの、多くの成功を収めてきた。本書が重要なのは、インドネシアの将来を評価する上で、包括的な視点を提供しているからである。そして国内の経済発展、民主主義と市民社会の活気、多元的社会に向けた調和が高まりつつあり、インドネシア人の多くは同国の将来を楽観視している。

Made Supriatma(ISEAS-ユソフ・イシャク研究所客員研究員)


本書は、インドネシアが抱える現代的課題について批判的な焦点を当てており、改革と民主化を遅らせる権力闘争を扱っている。またインドネシアが様々な矛盾や、その他の変化に伴う難題を克服する可能性を持っていることも示している。そして本書の議論は、より開かれた理論的展開をもたらすであろう。

Abdur Rozaki M.Si(ジョグジャカルタ・スナン・カリジャガ国立イスラーム大学副学長)

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