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CSEASメールマガジン第13号 – 2023/01/25

2023.02.22

====トピックス=================================

1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
5. メディアへの露出
6. 最近のイベント

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1. お知らせ

【1月のGet Together】
・1月26日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが開催されます。今回は東棟1階のリサーチコモンズにてオンサイトでの開催となります。
    今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

【新たな訪問研究者のみなさん】
・Tania Li(タニア・リー)氏(文化人類学)が招へい研究員として2月1日に着任され、7月31日まで研究所に滞在される予定です。
・曹寅(CAO Yin(チャオ・イン))氏(歴史学)が招へい研究員として2月1日に着任され、5月31日まで研究所に滞在される予定です。
・李貴民(Lee Kuei Min(リ・キミン))氏(歴史学)が外国人共同研究者として2月5日に着任され、28日まで研究所に滞在される予定です。

【インタビュー公開】訪問研究者の方々へのインタビュー “Visitor’s Voice” に新着記事が加わりました。
・Miriam Jaehn氏(CSEAS外国人共同研究者)へのインタビュー “Remaining Unsettled – Issues of Forced Migration Research” を公開しました。
・Meita Estiningsih氏(CSEAS外国人共同研究者)へのインタビュー “The Impact of Japan’s Occupation of Indonesia on Films and Collective Memory of the War” を公開しました。
・Sharon Bong氏(CSEAS招へい研究員)へのインタビュー “Exploring the Intersection of Gender, Ecology, and Religion” を公開しました。
・Walden Bello氏(CSEAS招へい研究員)よりメッセージをお寄せいただきました。
・Richard MacDonald氏(CSEAS招へい外国人学者、在籍期間2022年6月〜8月)へのインタビュー「スマートシティの外側で」(日本語訳)を公開しました。
・May Adadol Ingawanij氏(CSEAS招へい研究員、在籍期間2022年6月〜8月)へのインタビュー(日本語訳)を公開しました。

【インタビュー公開】CSEAS座談会「生きものを研究・教育すること─その多様な視点とアプローチ」を公開しました。山崎渉教授、坂本龍太准教授、木村里子准教授に、研究について、その楽しさや難しさについて語っていただきました。聞き手は町北朋洋准教授です。

【インタビュー公開】藤澤奈都穂氏(日本学術振興会特別研究員CPD/ワーへニンゲン大学森林・自然保全政策学講座ポスドク研究員)へのインタビュー記事「アグロフォレストリーとの出会い─ラテンアメリカ熱帯地域の人々の生業に学ぶ」を公開しました。

【新着動画】研究紹介動画シリーズ「たんけん動画  地域研究へようこそ」に新着動画が加わりました。
    「元密輸人女性が語る 町と国際ネットワークの現代史」(出演:土屋喜生助教)
    この動画シリーズでは、所員のフィールド活動や研究内容を広く公開し、最新の地域研究とそれに取り組む研究者の姿を紹介します。地域研究の魅力を発信するため、多数の動画を公開しております。ぜひご覧いただき、学習教材としてもご活用くださいますと幸いです。

【受賞】大山修一氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)が「ごみで地球をすくう─農業の起源と「ごみの野積み」理論」により、第31回松下幸之助花の万博記念奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。贈呈式および受賞記念講演会(オンライン視聴可能)が2月4日に開催される予定です。(総合地球環境学研究所のニュースサイトへ)

【2022年度CSEASウィーク】
GCR年次研究成果報告会
    日時:2023年2月14日(火)10時〜16時
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室およびオンライン(ハイブリッド開催)
・CSEASセミナー
    日時:2023年2月15日(水)
第46回東南アジアセミナー “Social Media and Youths in Southeast Asia: An Instrument for Political Change?”
    日時:2023年2月16日(木)9時40分〜15時
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室およびオンライン(ハイブリッド開催)

2. 研究集会とイベント

・地域研究コンソーシアム(JCAS)「地域の総合知」シンポジウム第3回「地域研究をパブリッシュする」
    日時:2023年1月25日(水)13時30分〜14時30分
    場所:オンライン
    パネリスト:
    鈴木哲也氏(京都大学学術出版会)「大きな問いを日本と世界に─地域研究を〈専門外〉に伝え、〈学術の物語〉を紡ぐために」
    勝康裕氏(フリー編集者)「読者対象は誰か、〈専門知〉をどのようなかたちで伝えるのか」
    植松裕子氏(Trans Pacific Press)「英文学術書の海外流通─出版社のやること、筆者にできること」
    司会:柳澤雅之准教授

・CSEAS読書会:Information: A Historical Companion, edited by Ann Blair, Paul Duguid, Anja-Silvia Goeing, and Anthony Grafton
    日時:2023年1月27日(金)16時〜
    場所:オンライン
    紹介者:ミリアム・ジェーン研究員、土屋喜生助教、マイケル・フィーナー教授、速水洋子教授、ジュリー・デロスレイエス特定助教、マリオ・ロペズ准教授、山田千佳助教ほか
    書籍情報

・同志社大学人文科学研究所連続講座「パーム油の用途/産業のあり方を考える─食用から燃料への転用は是か非か」第3回「何が問われるべきか─東南アジア現地/世界全体 双方の視点から」
    日時:2023年1月27日(金)15時〜16時30分
    場所:同志社大学今出川キャンパス至誠館32番教室およびオンライン
    講師:林田秀樹氏(同志社大学人文科学研究所)
     林田秀樹氏がゲスト出演されたブックトーク・オン・アジア No. 51『アブラヤシ農園問題の研究I』『アブラヤシ農園問題の研究II』は以下よりお聴きいただけます。

自主上映会「海辺の彼女たち」
    日時:2023年1月27日(金)18時〜19時30分(上映後、研究者によるトークあり。20時まで)
    場所:京都大学稲盛財団記念館1階(旧京都賞ライブラリー室)
    上映作品:「海辺の彼女たち」(脚本・監督・編集:藤元明緒/2020/日本=ベトナム/88分)
    主催:東南アジア地域研究研究所図書室「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」

合評会:『ロヒンギャ危機─「民族浄化」の真相』(中公新書、2021年)と『ミャンマー現代史』(岩波新書、2022年)
    日時:2023年1月28日(土)14時〜17時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
    プログラム:
    趣旨説明:川本佳苗連携講師
    解題と裏話:中西嘉宏准教授
    コメント:長田紀之氏(アジア経済研究所)、藏本龍介氏(東京大学東洋文化研究所)、小林綾子氏(上智大学総合グローバル学部)、谷口友季子氏(アジア経済研究所)
    全体討論と質疑応答

・アジア環太平洋研究セミナー「ペルーで何が起きたのか─左派政権の自壊と政治の行方」
    日時:2023年1月28日(土)10時〜12時
    場所:オンライン(Zoom)
    進行:中沢知史氏(立命館大学)
    報告:「クーデタ未遂の経緯」中沢知史氏
    「カスティジョ政権の自壊と今後の見とおし」村上勇介教授
    「大統領罷免や国会解散に関する政治制度」磯田沙織氏(神田外語大学)
    コメント・討論:岡田勇氏(名古屋大学)

・小学生向けワークショップ「キリンのわかっていること・わかっていないこと」
    日時:2023年1月29日(日)13時~14時30分(12時30分開場)
    場所:東京新聞本社1階ホール(千代田区内幸町2-1-4)
    講師:齋藤美保氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

・Special Seminar: “Intangible Cultural Heritage of Angkor: Traditional Handicrafts & Livelihood”
    日時:2023年2月3日(金)15時30分〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階201室(東南亭)
    報告者: IM Sokrithy氏(カンボジア・国立アプサラ機構研究教育及びコミュニケーション部門)

第128回京都大学丸の内セミナー「国際写真電送と新聞報道─山川出版社企画の高大連携プロジェクトの成果から」
    日時:2023年2月3日(金)18時〜19時30分
    場所:京都大学東京オフィス(新丸ビル10階)およびオンライン
    講演者:貴志俊彦教授

・Special Seminar: “Fixing the Image: Ultrasound and the Visuality of Care in Phnom Penh”
    日時:2023年2月10日(金)16時〜17時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階201室(東南亭)およびオンライン
    報告者:Jenna Grant氏(ワシントン大学)
    連絡先:速水洋子教授

・2023 AAS Annual Conference [Virtual]
    日時:2023年2月18日(土)10時30分〜12時(GMT+9)
    場所:オンライン
    パネル “Scholarly Publishing in Asian Studies” に設楽成実助教が討論者として参加する予定です。

・東京大学大気海洋研究所シンポジウム「国連海洋科学の10年─日本の大気・海洋科学のコミュニティがどう貢献できるか?」
    日時:2023年2月20日(月)10時〜16時30分、21日(火)10時〜15時
    場所:東京大学大気海洋研究所2階講堂およびオンライン
    木村里子准教授が「水中音響技術による海洋観測と生態系の可視化」の題目で登壇されます。

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科グローバル地域研究専攻オープンキャンパス 2023冬
    日時:2023年2月21日(火)13時30分〜18時ごろ
    場所:オンライン(Zoom)開催
    プログラム:全体説明+グローバル地域研究へのいざない─所属教員イチオシ研究トピック紹介+教員との個人面談/テーマ発見懇談会

・京都大学データ科学イノベーション教育研究センター データサイエンススクール “Rを用いたプログラミング基礎・統計入門”
    日時:2023年2月22日(水)13時30分〜16時30分
    場所:オンライン(Zoom)
    講師:木村里子准教授

・国際会議 “Dynamics of Change and Continuity in Philippine Political Economy: Martial Law and the Marcos Restoration”
    日時:2023年2月23-24日
    場所:Zoomによるオンライン開催
    ジュリー・デロスレイエス特定助教らが組織する会議が開催される予定です。

・東京大学経済学図書館・経済学部資料室「知の継承:2020-2023」プロジェクト 2022年度東京大学経済学部資料室フォーラム第3回
    日時:第3回2023年3月4日(土)13時30分〜15時
    場所:東京大学大学院経済学研究科学術交流棟(小島ホール)およびオンライン
    題目:グローバルスタンダードとローカルノリッジを繋ぐ:図書館を通じた東南アジア地域研究の実践
    報告者:大野美紀子准教授

3. 出版

【最新号予告】和文誌『東南アジア研究』60巻2号が1月31日に刊行される予定です。

【最新号】英文誌Southeast Asian Studies第11巻第3号を2022年12月22日に刊行しました。掲載論文6本、書評3本はすべてダウンロードいただけます。

【最新号】多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaの第34号を1月1日に刊行しました。ダーヴィト・マリツ氏(ドイツ日本研究所)をゲスト・エディターに迎え、5本の論文を掲載した特集“Shinzo Abe’s Legacy for the Future of Japanese-Southeast Asian Relations”は以下よりお読みいただけます。

【コラム公開】Kyoto Review of Southeast Asiaの “TRENDSETTERS” コラムを1月1日に公開しました。
    Gabriel Facal and Gloria Truly Estrelita, “From Social Regulation to Social Movements: International network in organizing the ALTERSEA Conference.”

【新刊】Okamoto Masaaki and Jafar Suryomenggolo (eds), Indonesia at the Crossroads: Transformation and Challenges. Kyoto University Press, Trans Pacific Press, and Gadjah Mada University Press, 2023.

【新刊】デヴィッド・グレーバー『価値論─人類学からの総合的視座の構築』が藤倉達郎氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)の翻訳により、以文社から刊行されました。

【エッセイ】『月刊インドネシア』2022年12月号に西芳実准教授によるエッセイ「ラストシーンに込められた代替わりの表と裏─『自叙伝』(2022年)」(連載「映画から読み解くインドネシア」第3回)が掲載されました。

【エッセイ】『現代思想』2023年1月号(特集:知のフロンティア)に中野真備氏(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科特任研究員)によるエッセイ「天文民俗学の可能性─心意現象としての星から」が掲載されました。

【エッセイ】立命館大学アジア・日本研究所のデジタル・コンテンツ「Asia Map」に東ティモールのページが開設され、土屋喜生助教によるエッセイ「東ティモールと私」が掲載、近日公開される予定です。

【資料】『満洲帝國國勢グラフ復刻版』(康德4年版、康德5年版)(電子書籍、株式会社かなえ)
    貴志俊彦教授による推薦文がカタログに掲載されました。

【近刊】金悠進『ポピュラー音楽と現代政治─インドネシア 自立と依存の文化実践』(地域研究叢書46、京都大学学術出版会、2023年3月刊行予定)

【近刊】内藤直樹・石川登編『ゾミアの地球環境学─地質・生態・歴史から人間活動をみる(仮題)』(昭和堂)が刊行される予定です。

【近刊】小林知編『「紛争以後のカンボジア」から展望する世界の針路─国際支援下の復興と開発の30年を解剖する(仮題)』(めこん、2023年)が刊行される予定です。

【近刊】Takamichi Serizawa, Writing History in America’s Shadow: Japan, the Philippines, and the Question of Pan-Asianism, Ateneo de Manila University Press が刊行される予定です。

【近刊】Kisho Tsuchiya, Emplacing East Timor: The Cycle of Regime Change and Knowledge Production, 1860-2010, University of Hawai‘i Press が刊行される予定です。

4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

【New!】2023年1月11日(水) No. 53 信濃毎日新聞社編『五色のメビウス─「外国人」と ともにはたらき ともにいきる』(明石書店、2022年)
    ゲストは牛山健一氏(信濃毎日新聞社)です。
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

【New!】2022年12月21日(水) No. 52 中野貴司・鈴木淳『東南アジア スタートアップ大躍進の秘密』(‎日経プレミアシリーズ、日本経済新聞出版、2022年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

【配信中】2022年12月14日(水) No. 51 林田秀樹編著『アブラヤシ農園問題の研究I【グローバル編】』『アブラヤシ農園問題の研究II【ローカル編】』(晃洋書房、2021年)
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【配信中】2022年11月22日(火) No. 50 岡本隆司『悪党たちの中華帝国』(新潮社、2022年)
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【予告】2023年2月8日(水) No. 55 南田みどり『ビルマ文学の風景─軍事政権下をゆく』(‎本の泉社、2021年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

5. メディアへの露出

※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。

『歴史地理教育』2023年1月号(No. 949、2023年1月1日発行)の「読書室」にて、貴志俊彦『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)が取り上げられました。評者は丸山豊氏です。

・中西嘉宏准教授が共同通信社の取材を受け、全国各紙の「多士才々」欄にて「ミャンマー研究の中西嘉宏さん 歴史を通して「軍の論理」を読み解く」の見出しでインタビュー記事が掲載されました(静岡新聞ウェブ版「あなたの静岡新聞」2022年12月22日)。

・『週刊読書人』2022年回顧総特集号(2022年12月23日発行)のマスコミ分野評「〈戦争〉とメディアの関係を再審─サイバースペースへのジャーナリズム実装の模索が続く」にて、貴志俊彦『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書、2022年)が取り上げられました。評者は鈴木雄雅氏です。

『京都大学白眉センターだより』第20号(2022年11月21日発行、特集:鏡プロジェクト)17頁にて、坂本龍太准教授の研究発表「傍らにいるレジオネラ」が紹介されました。

6. 最近のイベント

民族自然誌研究会第101回例会
    日時:2023年1月22日(日)13時〜17時
    場所:京都大学総合研究2号館4階大会議室(AA447)
    テーマ:園芸の民族自然誌─園芸文化を継ぐ人々

日本マレーシア学会(JAMS)2022年度(第31回)研究大会
    日時:2023年1月22日(日)10時〜17時15分
    場所:上智大学四ツ谷キャンパスおよびオンライン(Zoom)
    山本博之准教授が「20世紀前半のペナンにおける大衆芸能ボリアの展開」の題目で研究報告を行いました。

・第10回ダルク意見交換会─体験談をめぐるジレンマ
    日時:2023年1月21日(土)10時〜12時30分
    場所:Zoomによるオンライン開催
    主催:国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部
    山田千佳助教が調査・執筆を担当した『あなたの声を届ける─依存症を経験した人やその家族が社会に向けて体験談スピーチを行う際のガイド』(神戸ダルクヴィレッジ、2019年)が紹介されました。

日本熱帯生態学会若手交流セミナー
    日時:2023年1月20日(金)20時〜21時30分
    場所:オンライン(Zoom)
    藤澤奈都穂学振特別研究員が「パナマのコーヒー農村はコロナ禍をどう乗り越えたか」、中村亮介氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)が「パナマで見つけた 植物とケイ素の新たな魅力」の題目で話題提供を行いました。

・2022年度第4回アジア経済発展論研究会セミナー
    日時:2023年1月20日(金)16時45分〜18時15分
    場所:京都大学大学院経済学研究科 法経済学部東館1階 103演習室
    題目:“Understanding Vaccine Hesitancy: Empirical Evidence From India”
    報告者:プラモッド・クマール・スール氏(アジア成長研究所)

「多文化の日常×ドキュメンタリー」映画上映会
    日時:2023年1月20日(金)13時10分〜14時40分
    場所: 同志社大学室町キャンパス寒梅館クローバーホール
    直井里予連携講師が王柳蘭氏(同志社大学)とともに担当する科目の受講生が制作したドキュメンタリー作品の上映会が行われました。

・Seminar “The Coalitions Presidents Make: Presidential Power and its Limits in Democratic Indonesia”
    日時:2023年1月19日(木)16時〜17時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    報告者:Marcus Mietzner氏(オーストラリア国立大学)
    司会者:岡本正明教授

・UCSD Taiwan Studies Center Book Talk Webinar: “Siting Postcoloniality: Critical Perspectives from the East Asian Sinosphere
    日時:2023年1月19日(木)9時〜10時30分(日本時間)、16時〜17時30分(米国太平洋時間)
    場所:オンライン(Zoomウェビナー)
    キャロライン・ハウ教授が共編者のPheng Cheah氏(カリフォルニア大学バークレー校)とともに登壇しました。

Special Seminar: Frontiers of Gender Studies in Asia
    日時:2023年1月12日(木)15時〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    Champathong Phochanthilath氏(ラオス国立大学)による報告 “Gender Relations in Laos Since the New Economic Mechanism” およびSharon A. Bong氏(モナッシュ大学マレーシア校)による報告 “Critical Relativism: An Intersectional Approach to Gender Equality” が行われ、帯谷知可教授および速水洋子教授が討論を、司会は土屋喜生助教が務めました。

・Special Seminar: “Against the Odds in Asia, 1901-2021: On Activists, Autocrats, Exiles and Empires in Several Eras”
    日時:2022年1月10日(火)14時〜15時30分
    場所:稲盛財団記念館2階東南亭(201室)
    Jeffery Wasserstorm氏(Chancellor’s Professor of History at University of California, Irvine)による研究報告が行われました。司会はパウィン・チャチャワールポンパン准教授が務めました。

Seminar on Gender Issues in Academia
    日時:2023年1月10日(火)11時〜12時30分
    場所:京都大学東南アジア地域研究研究所東棟1階リサーチコモンズ
    Champathong Phochanthilath氏(ラオス国立大学)による研究報告“Promoting Gender Equality in the National University of Laos”に続いてSharon A. Bong氏(モナシュ大学マレーシア校)による討論が行われました。帯谷知可教授が司会を務めました。

第43回スラブ・ユーラシア研究センター公開講演会
    日時:2022年12月23日(金)18時〜19時30分
    場所:オンライン(Zoom)
    村上勇介教授が「ラテンアメリカの再左傾化:現状と背景」の題目で講演を行いました。

・京都大学研究連携基盤未踏科学研究ユニット 持続可能社会創造ユニット第3回ミーティング「東南アジアにおける持続可能社会構築に向けた防災研究と地域研究の融合を目指して」
    日時:2022年12月20日(火)16時30分〜18時
    場所:稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)およびオンライン
    小川まり子助教が「水文・気象情報を活用した熱帯泥炭地火災のリスク評価」、山田千佳助教が「日本及びインドネシアにおける精神作用物質の下水疫学手法の開発」の題目で話題提供を行いました。

・2022年度第1回京都大学女性教員懇話会セミナー「男女共同参画推進、お隣の部局ではどうしてる?」
    日時:2022年12月20日(火)12時10分〜13時
    場所:法経済学部北館3階第4演習室およびオンライン(Zoom)
    長岡慎介氏(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)と帯谷知可教授が話題提供を行いました。男女共同参画推進センターのニュースレター「たちばな」次号に本セミナーに関する記事が掲載される予定です。

・勇魚会(海棲哺乳類の会)2022年度シンポジウム「スナメリ 小さなからだの大きなふしぎ」
    日時:2022年12月17日(土)~18日(日)
    会場:名古屋港ポートビル
    17日午後の講演会に木村里子准教授が吉田弥生氏(東海大学)と共同で「音響調査で明らかにするスナメリの分布変化」の講演を行いました。

「東南アジアのエネルギーと環境」第2回定例研究会
    日時:2022年12月16日(金)15時〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室およびオンライン(Zoom)
    岡本正明教授による開会挨拶に続き、岸健太氏(秋田公立美術大学)による発表「カンポンの「生存の知技」─都市集住の未来形を探るスラバヤでの実践から」、粟飯原大氏(ダイキン工業)による発表「ダイキンの環境への取組及び空調性能規格の本質と重要性」が行われました。討論は小林知教授、町北朋洋准教授が務めました。

・CSEASコロキアム “Commemorating, Conserving, and Forgetting Wartime Past: Public Memory (Re)construction through Japanese-postwar Film, The Burmese Harp and Indonesian Nationalism-themed Film, Merdeka Narratives
    日時:2022年12月15日(木)13時〜14時30分
    会場:稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)
    Meita Estiningsih氏(CSEAS外国人共同研究者)による研究報告が行われました。

「東南アジアのエネルギーと環境」第1回定例研究会(ダイキン工業との産学協同研究プロジェクト)
    日時:2022年12月14日(水)16時〜17時30分
    場所:Zoomによるオンライン開催(使用言語:英語)
    三重野文晴教授による開会挨拶に続き、ジュリー・デロスレイエス特定助教による報告 “Retiring coal-fired power in the Philippines: Implications for emissions reductions, grid stability and geography”、Marlyne Sahakian氏(ジュネーブ大学社会学部)による報告 “Keeping cool in Metro Manila: Changing social practices during the pandemic”が行われました。洪柱泰氏(ダイキン工業グローバル戦略本部)による討論がなされました。

・2022 AAS-in-Asia Symposium “Cultivating the Humanities and Social Sciences: Addressing the Multiple Marginalities of South and Southeast Asia
    日時:2022年12月8日〜10日
    場所:チェンマイ大学UNISERV
    土屋喜生助教がラウンドテーブルセッション “Current Trends in East Timor Studies” にて “History Writings on Timor-Leste: Beyond the Activist Origin and the Global Division of Labor” のタイトルで報告を行いました。

■編集後記 ——————————————–

 チェンマイにて。十分に研究が行われていないと考えられている国々における人文社会科学の共通の問題を議論しあうためのシンポジウムに参加しました。AASからの招待で、私は日本人でありながら、東ティモール国立大の研究者たちと共に同国代表の一員として参加し、彼らを補佐するという特異な経験をしました。繰り返し議論されたトピックとしては、研究資金を巡る海外資金と国家と研究者の問題、国連やNGOを含む海外研究機関の発言力の強さと現地研究者の発言力の弱さ、紛争国や難民の調査における複雑な研究倫理の問題、独立した学術伝統を作り出すことの難しさ等がありました。しかしながら、南部インド、パキスタン、カンボジア、ミャンマーの研究者等とたくさんの共通の話題・問題があるという発見は、とても新鮮なものであり、シンポジウム参加者の多くがこのような興奮と連帯感を共有したという感じがしました。(KT)

 昨年12月に呉昀熹(Wu Yunxi)さんが機関研究員として環境共生部門に着任されました。Yunxiさんのご研究はベトナムの中央高地におけるウーロン茶産業の発展というテーマについて、台湾からの国際的な農業投資という切り口から挑むものです。国境を越えた農業投資活動と農村開発がどう関わっているのか、それはどの程度持続可能なものか、そしてそこから見えてくる互恵的な経済関係だけではない国際関係とは何かなど、こうしたウーロン茶の生産・販売網形成ひとつとっても、あるいはウーロン茶に絞っているからこそかもしれませんが、Yunxiさんのご研究について興味深い論点は尽きません。そしてYunxiさんはさっそく広報委員会に加わってくださり、雪も舞う真冬ですが薫風を運びこんでくださっていて、私たちはとても喜んでいます。
 広報委員会では昨年末に、木村里子さん、坂本龍太さん、山崎渉さんによるCSEAS座談会「生きものを研究・教育すること─その多様な視点とアプローチ」を配信しました。年末年始にこの記事を読んでと、友人たちに伝えたところ、「それぞれのキャリアが、純粋に理想を追い求めた結果や研究一筋というわけではなく、予算の都合だったり、偶然や現実との折り合いをつけた結果が積み重なって成り立っているのだというところが印象的」「偶然や他の興味が川の流れのように合流して、太い流れになって今に続く三人のキャリアは、きっと進路に悩む若者にとって勇気づけられるものだろうし、人生折り返し地点に来ている世代にとっても思うところ多い」といった感想を得ました。「すべてのボーダーを越えていけ」というメッセージを三人の座談会から受け取ったという友人もいました。CSEAS座談会、みなさま、ぜひご覧ください。(M)

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■発行:京都大学東南アジア地域研究研究所
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