安藤 和雄 | 東南アジア地域研究研究所

安藤 和雄

職名: 教授

MAIL: ando [at] cseas.kyoto-u.ac.jp

研究部門

相関地域研究部門

専門分野

熱帯農学、地域研究(日本およびアジア)、栽培学、農村開発、地理学、農業生態学

研究関心

・バングラデシュ、ブータン、ミャンマー、インド東北部、ラオスで括られる地域のベンガルや東南アジアとの地域比較
・アジアと日本の農業・農村開発に関する相互啓発的ネットワークによる新たな農村開発アプローチの構築
・「在地の自覚」「当事者性」「直観的理解」をキーワードにしたフィールドワーク、文理融合に実践を加えた実践型地域研究方法の開発




    実践型地域研究推進室が京滋とミャンマーのフィールドステーションを中心となって共同研究等の活動を推進している。ミャンマー、バングラデシュ、ミャンマー、ブータン、日本のNGO、大学などと連携させ、自然災害、過疎・離農などの諸問題に海外と日本の現場を相互につなげることで当事者的意識を自覚させる地域研究を展開した。特に、京滋フィールドステーションでは滋賀県守山市美崎集落の大川活用プロジェクトで滋賀県立大学との連携活動が始まり、第5回大川フォーラムを組織した。また、京義京都大学の文部科学省「地(知)の拠点整備事業」(2013~17)で、「アジアと日本の農山村問題を相互啓発実践型地域研究で学ぶ」では過疎・離農が問題となる京都府南丹市美山町知井と東ブータンでの地域再生への社会貢献を視野にいれたアクション・リサーチと京都大学学部生教育を行った。科研萌芽研究「新しい在地の文化形成による現場型農村開発モデル」(2014~15)では知井の佐々里集落にブータン王立大学シェラブッチェ校の若手研究員9名を招へいし、ボランティア活動や調査のPLA(参加型学習と実践)で過疎と離農について学んだ。融合チーム研究プログラム-SPIRITS-「ミャンマーのサイクロン・洪水災害の減災―バングラデシュでの成功事例を応用するための取り組み」、ならびに生存基盤科学ユニット萌芽研究「バングラデシュにおける自然災害に対する防災・減災の経験知とその有効活用に関するアクション・リサーチ-生存基盤科学における地域研究の適用―」ではバングラデシュではサイクロン被害の常襲地ハティア島でNGOの協力を得て改良型PRA(参加型速成農村開発調査)の手法を実践的に開発している。グローバルな問題こそローカル(在地)から取り組むという、当事者性を参加者に付与するアクション・リサーチよる実践的な克服の糸口を発見していく地域研究手法の開発に挑戦した。また、2015年12月23日にヤンゴンのSEAMEO-CHATで、2016年2月6日に稲盛新棟で、それぞれミャンマーに焦点をあてた環境問題と持続的農業、農村発展に関する国際ワーショップを開催した。この成果は英文の実践型地域叢書No.9として出版される。