鈴木 玲治 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

鈴木 玲治

rsuzuki cseas.kyoto-u.ac.jp

部門・職位

相関地域研究部門 連携教授

専門

研究分野 / キーワード

・焼畑土地利用履歴と森林生態系の長期的変遷に関する研究
・焼畑の技術と知恵を活かした日本の森づくりに関する研究





研究概要

土地利用履歴と森林生態系の長期的変遷に関する研究

ミャンマー・バゴー山地のカレンの長期休閑型の焼畑及び北ラオスのカムの短期休閑型の焼畑の過去10-20年程度の焼畑移動耕作の履歴と休閑地の植生回復の関係を,聞き取り調査,植生調査,衛星画像解析を組み合わせて解析し,休閑期の早期の植生回復を促す焼畑民の在来知を実証データを用いて論じている。

焼畑の技術と知恵を活かした日本の森づくりに関する研究

また、滋賀県湖北の余呉町で現在も営まれる焼畑に受け継がれた技術や知恵に学び,焼畑を活かした日本の里山再生と地域活性化を目指している。多様な生物を育む焼畑休閑林は,人々の生業の場として里山と同等の機能を果たしており,余呉町では休閑期に再生するヤマグワが養蚕に活かされてきた。このような,焼畑と森林利用の歴史を丁寧に掘り起こしながら,現代の余呉町に適した森づくりのあり方を地域の人々と共に考えている。
また、現在の日本では焼畑復活の動きが各地でみられ、焼畑による有機農法、里山再生、地域活性化の可能性が各地で盛んにPRされている。しかしながら、地域間の人の繋がりが希薄であることから、焼畑に関わる研究者・焼畑実践者らの交流と情報交換を目的とした焼畑フォーラムを企画した(隔年開催、第1回は2017年3月に実施)。本焼畑フォーラムを通じ、地域個別に行われてきた日本の焼畑研究や焼畑再興の動きを連携させ、これまでに構築してきた日本各地の焼畑に携わる人々との人脈を活かし、焼畑再興が一過性のブームではなく日本の地域再生への大きな潮流となることを目指した実践的調査研究活動を展開している。

外部資金獲得(日本学術振興会・科学研究補助金)

種別 テーマ 期間 代表/分担
基盤研究(A) アジアの在地の協働によるグローバル問題群に挑戦する実践型地域研究 2016 – 2020 分担
基盤研究(B) 焼畑の在来知を活かした日本の食・森・地域の再生:地域特性に応じた生業モデルの構築 2016 – 2020 代表
基盤研究(C) 長期焼畑動態観測データを活用したインドシナ山地民の生活環境保全シナリオの構築 2015 – 2018 分担