石川 登 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

石川 登

石川 登
部門・職位
グローバル生存基盤研究部門
教授
専門
地域研究、文化人類学
研究分野/キーワード
・非国家的空間
・「山地―平地」関係
・プランテーション新世 (The Plantationocene)
連絡先
ishikawa@cseas.kyoto-u.ac.jp

石川 登

文化人類学者として、フィールドワークによって知ることのできる人々の営みとこれをとりまくマクロな動態や構造に注意をはらうこと、そのために歴史を意識すること、この二点を基本姿勢としている。主な調査地は、マレーシア(サラワク州)。近年は四国の中央構造体に沿った山地やペルーのアンデスとアマゾンの境界域などでも調査中。フィールドワークと史資料調査を通して検討してきたのは、国境地域における「領域国家」「国民」「民族」の生成過程、「山地―平地」関係、プランテーションと資本主義的自然、マルチ・スピーシーズ関係、日本の森林とボルネオの熱帯雨林の歴史的関係など。

著作としては、Anthropogenic Tropical Forests: Human-Nature Interfaces on the Plantation Frontier (2019 Springer), Between Frontiers: Nation and Identity in a Southeast Asian Borderland (2010 NUS Press; 2010 Ohio University Press; 2010 NIAS Press), Transborder Governance of Forests, Rivers and Seas (2010 Routledge), and Flows and Movements in Southeast Asia: New Approaches to Transnationalism (2011 Kyoto University Press; 2011),『境界の社会史:国家が所有を宣言するとき』(2008 京都大学学術出版会), Dislocating Nation-States: Globalization in Asia and Africa (2005 Kyoto University Press; 2005 Trans Pacific Press)などがある。

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