山崎 渉

山崎 渉
部門・職位
環境共生研究部門
教授
専門
食品衛生学、人獣共通感染症学、動物感染症学
研究分野/キーワード
・病原体の検出技術開発と国内外への普及
・食品衛生・感染症対策分野における国際ネットワーキング
連絡先
yamazaki@cseas.kyoto-u.ac.jp

山崎 渉

人の活動が引き金となって発生する新興感染症に興味を持っています。例えばマレーシアでは熱帯林を切り開き多くの養豚場を作った結果、1997年にニパウイルスが新しく出現しました。未知のウイルスを健康保有していた野生のコウモリが豚と接触する機会を得た結果、豚を介して人にウイルスが伝播し多くの死者を出したのです。人が野生動物の生息域に影響を与え続けているため、世界中で新興感染症の発生が増加しています。人・動物・環境が相互に健全でいられる状態はどのようなものなのでしょうか?新興感染症のホットスポット(発生頻度が世界で最も高い地域)である東南アジアの研究者と連携し、動物や環境に潜む病原体の研究をしています。