赤松 芳郎 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

赤松 芳郎

部門・職位
環境共生研究部門
特定助教
研究分野/キーワード
・ブータンにおける農村開発に対する地区行政の役割と展望に関する研究
・学生による対話型聞き取り調査を通した実践型研究に関する研究
・減災・持続的農村開発に向けたミャンマー・イラワジデルタの屋敷地に関する研究
連絡先
akamatsu@cseas.kyoto-u.ac.jp

赤松 芳郎

ブータンにおける農村開発に対する地区行政の役割と展望に関する研究

ブータンでは1980年代に地方分権化が促進され、行政整備を踏まえた権限や財源が地方行政に委託された。その一方で農村開発に対しては、中央政府のトップダウンによる取り組みに大きなスポットが当てられており、地方行政、特に地区行政が地域の開発や開発諸問題に対してどのような役割を果たしているのかは不明瞭である。本研究では、バングラデッシュでその有効性が実証されてきた「リンクモデル」の導入を視野に入れつつ、農村開発に対する現在の地区行政の役割を明らかにすることを目的としている。

学生による対話型聞き取り調査を通した実践型研究に関する研究

住民参加型アプローチは農村開発や地域活性化において多くのプログラムで適用されてきたが、研究データの取得などを第一義の目的としたアンケート調査などでは、それ自体における住民の参加性はこれまで考慮されてこなかった。本研究では「調査を受けた人が元気の出るようなアンケートにしてほしい」という地域の要望を受け、聞き取り対象者の参加性を組み込んだ学生によるアンケート調査と付随するワークショップのプロセスを実践型地域研究の一アプローチとして提示することを試みる。

減災・持続的農村開発に向けたミャンマー・イラワジデルタの屋敷地に関する研究

サイクロン・ナルギス(2008)はイラワジデルタに多大な死傷者をもたらしたが、隣国バングラデッシュではすでにサイクロンや洪水対策が、住民の経験と知恵によって減災技術として確立している。その一つが”バリビティ”と呼ばれる屋敷地の造成である。本研究では屋敷地造成技術をバングラデシュからミャンマー・イラワジデルタに移転する社会的実験の基礎研究として、元来イラワジデルタに存在する屋敷地の役割を、屋敷林の利用との側面から明らかにすることを目的としたものである。