藤田 幸一

藤田 幸一
部門・職位
グローバル生存基盤研究部門
連携教授
専門
農業経済学、東南アジア地域研究、南アジア地域研究
研究分野/キーワード
・南アジアの農村経済社会変容
・東南アジアの農村貯蓄動員と全国統一金融市場の形成―ベトナムを中心に

藤田 幸一

南アジアの農村経済社会変容

南アジア各地(インドのパンジャーブ、グジャラート、マハーラーシュトラ、タミルナードゥ、ビハール、オディシャ、およびバングラデシュ)の最近の経済発展に伴い、農村では賃金が上昇し、伝統的な雇用労働依存型の大規模農業経営が困難になっている中、農地売買・貸借市場が急速に拡大している。従来、地域内で有力であった農業カーストの帰趨、農地の行方、そして新たな農業経営主体など、地域別に調査、分析することが目的である。

東南アジアの農村貯蓄動員と全国統一金融市場の形成―ベトナムを中心に

東南アジア諸国では、過去20~30年の経済発展の進展に伴い、農村に膨大な貯蓄が生まれつつある。その貯蓄をいかに動員し、もって全国金融市場を形成していくかは重要な課題である。本研究は、この課題を、特にベトナムを中心に検討していく。