熊谷 瑞恵 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

熊谷 瑞恵

熊谷 瑞恵
部門・職位
社会共生研究部門
連携研究員
専門
文化人類学
研究分野/キーワード
中国新疆ウイグル族の食と住とイスラム、パキスタンのペルシア系山岳牧畜民Wakhiの牧畜とイスラム、パキスタンのチベット人ムスリムBaltiの牧畜とイスラム
連絡先
kumagai.mizue.54a@st.kyoto-u.ac.jp

熊谷 瑞恵

牧畜民の食住と宗教に関する地域横断的研究

私はこれまでものとひとのつながりをみることから、いろいろな民族にとっての多様なもののもつ意味をえがきだしてきました。中国新疆ウイグル族にとってのナン(パン)、一日に幾度も飲まれるチャイ(茶)、かれらの家のなかにあるいくつもの絨毯がしかれただけの部屋、そこにむかえられる客、そして、トルコに移住したウイグル族にとってのイスラームという宗教。

そしてそのイスラームの意味を考えるうえで、関連があるとおもわれた、牧畜という生業をみるために、パキスタンのペルシア系山岳牧畜民ワヒにところに行き、かれらのもつ家畜の意味を通年の調査によって描きだし、そこで再度イスラームという宗教のもつ意味を抽出してきました。

現在パキスタンのチベット系ムスリム、バルティのイスラームを調査する機会をいただいております。もともと仏教徒、とはいえ仏教以前からの宗教の影響も大変根づよい仏教を実践してきたチベット人のイスラーム。大変興味深いです。宗教を信じるということは、観念的な「神」の座のいれかえではなく、まったく異なる世界観およびパーソナリティの会得によってなりたつという枠組みがみえてきたいま、それをいかに学術的に言語化するかに七転八倒中でおります。

キーワード:ものの名前、食文化、住文化、イスラーム、牧畜、家畜名称、認識人類学