貴志 俊彦 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

貴志 俊彦

貴志 俊彦
部門・職位
政治経済共生研究部門
教授
専門
アジア史
研究分野/キーワード
・地域社会からみる多様な冷戦認識と記憶の検証
・地域イメージをめぐるビジュアル・ジャーナリズムの国際比較
・環アジア太平洋世界の地域秩序形成と戦争の影響
連絡先
tokishi@cseas.kyoto-u.ac.jp

貴志 俊彦

地域社会からみる多様な冷戦認識と記憶の検証

各地域の冷戦認識は、安全保障政策や地域利害から強い影響を受けつつも、文化接触のなかで国内あるいは国境を超えた地方意識(集合的アイデンティティ)として形成された。本研究は、戦後直後(日本など一部地域では占領期)に焦点をあてて、東アジア、東南アジア、ロシア極東、西オセアニアを含む西太平洋を考察対象地域に設定し、とくにメデイアの影響を軸として、冷戦認識と地方意識の変化を多角的に検証することを課題とする。

地域イメージをめぐるビジュアル・ジャーナリズムの国際比較

国際的な学術ネットワークにより、戦中~戦後の地域間関係についてビジュアル・ジャーナリズムを通じて視覚化することを目的としている。図画像を用いた報道が、各地の社会的事件、文化的・社会的イベント、各地域の政府や自治体の政策を、どのように表象し、そのことで地域イメージにいかに影響を及ぼしてきたのかについて国際比較を進める。

環アジア太平洋世界の地域秩序形成と戦争の影響

19世紀以降の環アジア太平洋研究の地域秩序の形成に影響を及ぼした戦争、戦後の影響について、トランスナショナルな考察を試みる。戦時期~戦後の人口問題、ジェンダー問題、移民問題、社会階層と社会秩序に関する問題、地域アイデンティティや大衆文化などのトピックを軸に分析し、環アジア太平洋地域における対立と協調の局面を明らかにし、共存空間の構築のための政策や制度の設計に寄与し得る研究材料を提供する。