スタッフ紹介
木谷 公哉

- 部門・職位
- 環境共生研究部門
助教 - 専門
- 情報処理、計算機システム開発・運用、データベース開発、地域研究、情報通信工学
- 研究分野/キーワード
- ・東南アジア逐次刊行物の資源共有化システム
・オープンソースを活用した情報発信の可能性 - 連絡先
- kitani@cseas.kyoto-u.ac.jp
木谷 公哉
研究概要
東南アジア大陸少数民族の出版物やデジタルメディアを通じた言語・文化的アイデンティティの保持・継承のための基礎研究
国民国家への統合や地域開発により、言語・文化的平準化が進む東南アジア大陸部で、「少数民族が民族固有の言語(母語)によって、その言語文化アイデンティティをどのように維持発信しているのか」を、データ情報学を中心とする学際チームの協働により明らかにする。国境によって分断されている少数民族の母語による言語・文化的営為を俯瞰することは従来困難であったが、出版物(インターネットメディアを含む)の発信情報を網羅的に集約・分析することでそれを可能とする。本研究は、「東南アジア大陸部少数民族語資料目録データベース」を開発し、これを用いて[語族][テクスト文字][出版地][出版年]等をキーとした資料情報の検索を行い、その結果を分析することで、これまで見逃されていた少数民族の言語・文化的動態の実像を把握・解明する。また、「メタ情報としての資料情報活用」と「言語文化動態研究」を統合し、地域研究における新たな方法論の展開につなげる。
オープンソースを活用した情報発信の可能性
研究所および共同プロジェクトにおいて、研究・研究支援活動を円滑に行えるような情報基盤構築業務を担当。早い時期からクラウド化を推進するなど、新しいサービスやシステムについて積極的に検討している。また、オープンソース・ソフトウェアを活用した情報発信についての調査を行っている。その成果は、WordPress 公式プラグインとしていくつか開発し、公開している。
東南アジア逐次刊行物の資源共有化システム
国内外における逐次刊行物の所蔵確認が容易にするデータベースを構築し、その過程において各図書館(室)や関連機関における逐次刊行物の収集・保存方針の策定・提唱、 図書館間連携、新たな地域研究創出の切っ掛けにつながることを目指す。
東南アジア逐次刊行物総合目録データベース:https://info.cseas.kyoto-u.ac.jp/db/sealib


東南アジア逐次刊行物総合目録データベース:https://info.cseas.kyoto-u.ac.jp/db/sealib

インドシナ3国(ベトナム、ラオス、カンボジア)に対する多言語資料における小規模データベース導入に関する演習(ベトナム社会科学通信院)

WordPress プラグインを開発し、公式プラグインとしての提供