Sketchfabブログにマイケル・フィーナ―とアレクサンドル・ヘジによるMAHS(海域アジア遺産調査)プロジェクトの活動紹介記事が掲載されました。 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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Sketchfabブログにマイケル・フィーナ―とアレクサンドル・ヘジによるMAHS(海域アジア遺産調査)プロジェクトの活動紹介記事が掲載されました。

2021.10.18

Sketchfabブログにマイケル・フィーナ―とアレクサンドル・ヘジによるMAHS(海域アジア遺産調査)プロジェクトの活動紹介記事が掲載されました。プロジェクトで制作された最新の3Dモデルをお試しいただけるほか、当研究所に活動の拠点をおくチームの概要についても紹介しています。

MAHSプロジェクトでは気候変動による海面の上昇や紛争等の社会的要因により消滅の危機にさらされているモルディブ、インドネシアはじめ海域アジアの建造物、文書資料等歴史的遺産を撮影、デジタル化して広く公開しています。詳しくは、MAHSのウェブサイトをご覧ください。

Documenting and Digitally Preserving the Heritage of Maritime Asia
by Michael Feener and Alexandru Hegyi
https://sketchfab.com/blogs/community/documenting-and-digitally-preserving-the-heritage-of-maritime-asia/

Maritime Asia Heritage Survey (MAHS)
https://maritimeasiaheritage.cseas.kyoto-u.ac.jp/

※Sketchfabはブラウザ上で特別なソフトウェアなしに3Dが閲覧できる便利なプラットフォームです。MAHSで記録を行っているサイトや建築物を3Dモデルにすることによって、2Dの写真や図面からは見ることができなかった角度からこうした遺跡や建物を閲覧することが可能になります。また、Sketchfabを閲覧していると、たまに数字が浮かんでくることがあるのですが、(例えば、https://sketchfab.com/3d-models/the-gunongan-palace-of-the-aceh-sultanate-a5bbe1d286494a7bb6e2263d6b85f4f3)数字をクリックすると注釈のテキストが表示され、設定された位置に自動でカメラが移動するようになっています。
MAHSでは行なっていませんが、VR対応のヘッドマウントディスプレイとスマホがあれば簡単にVR映像に変換することもできます。文字資料だけではなく、身体的な体験を通すことによって、閲覧者に遺跡や建物へのより深い理解や興味を促すことができると考えています。
3Dモデリングのデータは、将来的に調査地域での観光や遺産教育にも役立てることができると考えています。MAHSのデータはすべてオープンアクセスのため、こうした目的のために利用していただくことも可能です。