CSEAS Newsletter2025.4
ノーツ・フロム・ザ・フィールド
ウズベク牧畜民とともに生きる技術を学ぶ
志田 夏美
黒、赤、紺、緑、オレンジ、ボルドー……多色遣いの縞模様のなかにシンプルな白のパターンが織り込まれた丈夫な布。中央アジアの乾燥地で遊牧テント生活を営んできた人々の生活そのものともいえる平織りの絨毯です。研究者として人々の生活に寄り添い絨毯織りの営みを観察する中で、著者はどのように民族誌を描こうとしているのでしょうか。第15回日本学術振興会育志賞の受賞対象となった研究をご紹介します。
ノーツ・フロム・ザ・フィールド
周縁に立ち、出会いを紡ぐ人類学者
清水展教授を偲ぶ
マリオ・ロペズ
2025年2月にこの世を去った清水展教授。人類学者として、フィリピン研究者として、また教育者として清水教授が歩んだ長い知的な旅の足跡、後進に遺してくれたものをその著作を中心とする資料にたずね、たどり直します。
新任スタッフ紹介
マジッド・ダネシュガル
Majid Daneshgar
「東洋」とは何かという問いに答えるために世界中の文献を読み、そのつながりを探究するマジッド・ダネシュガル准教授。新たに2023年7月にCSEASに参加されました。
かもがわ便り
カレーの声が聞こえる時
ネイサン・バデノック=文
アトリエ エポカ=絵
カレーの声を聞いたことはありますか?ふだんコンビニで、バスの中で、どんな声が聞こえていますか?米国在住言語学者による、オノマトペ研究のワンダーランドへようこそ。