養殖マガキが新型コロナウイルスを媒介する可能性は極めて低い:2021-22年の京都のスーパーマーケットでの季節調査 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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養殖マガキが新型コロナウイルスを媒介する可能性は極めて低い:2021-22年の京都のスーパーマーケットでの季節調査

2022.10.25

動画1 マガキから内臓を取り出す

山崎渉 教授、山崎安子 研究員、瀬尾ウライワン 研究支援推進員は、市販の養殖マガキ(真牡蠣、学名:Crassostrea gigas)を調査した結果、新型コロナウイルスは検出されず、日本で養殖マガキの喫食を介した同ウイルスの感染は起こりがたいことを明らかにしました。

本研究は、マガキがノロウイルスに高頻度に汚染されており、食中毒を引き起こすリスクが高いことから、新型コロナウイルスについても同様のリスクがあることを懸念して調査されました。調査の結果、新型コロナウイルスは全く検出されなかったことから、日本国内においては養殖マガキの喫食によって、同ウイルスに感染するリスクは極めて低いと考えられます。

本研究は、科学雑誌『Heliyon』オンライン版(10月6日付)に掲載されました。

研究者情報

山崎渉 京都大学教育研究活動データベース

書誌情報

タイトルVery low likelihood that cultivated oysters are a vehicle for SARS-CoV-2:
2021–2022 seasonal survey at supermarkets in Kyoto, Japan
著者Yasuko Yamazaki, Uraiwan Thongchankaew-Seo, Wataru Yamazaki.
掲載誌Heliyon
DOI10.1016/j.heliyon.2022.e10864

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