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The 4th Seminar on Gender Issues in Academia

開催日時: 2018年11月26日 15:30-17:30
場所: 東南アジア地域研究研究所 稲盛財団記念館2階 セミナー室(213号室)

報告者: シャンティ・タンビャー

タイトル: マラヤ大学(マレーシア・クアラルンプール)のジェンダー研究プログラムの発展と成長

コメンテーター:
マリオ・ロペズ(京都大学東南アジア地域研究研究所 准教授)
吉永 直子(京都大学大学院農学研究科)

モデレーター:
小泉 順子(京都大学東南アジア地域研究研究所 教授)

要旨:
マレーシアにおいて女性学ならびにジェンダー研究は新規分野であり、主流分野と同等な扱いを受けるべき正当な学問分野として認めてもらうための取り組みが続いている。女性学およびジェンダー研究の学問的・知的妥当性は、初期フェミニストによりなされた研究によって認められている。1970年代以前の女性に関する調査研究は少ないものの、グローバルな女性運動が達成した国際的な変化を歓迎する研究者は女性の社会的地位向上の現地化に向け取り組む用意ができていた。公立大学も女性の地位向上に寄与する施策を検討するよう強く求められた。ここでは、マラヤ大学におけるジェンダー研究制度化の端緒から現在に至るまでの沿革とその特徴について概略を述べる。

報告者の紹介:
マラヤ大学人文社会科学部ジェンダー研究科准教授。マラヤ大学で学士号、ケンブリッジ大学で哲学修士号、ハル大学で博士号(社会人類学)を取得。マレーシアにおけるジェンダー、家族、仕事およびジェンダー関係の変化に関し幅広く著作活動を行っている。

*本セミナーは、ASAFASフィールドワーカー子育て・介護サポートグループとの共催である。

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