アジア政経学会春季大会 樫山セミナー  「アジアの中の東南アジア研究:アジア域内の相互関係はいかに論じられてきたか?」 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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アジア政経学会春季大会 樫山セミナー  「アジアの中の東南アジア研究:アジア域内の相互関係はいかに論じられてきたか?」

日時: 2019年6月8日(土)14:00-16:30
場所: 慶応義塾大学 三田キャンパス 北館ホール

趣旨説明: 三重野 文晴(京都大学)
挨拶: 亀岡 エリ子(樫山奨学財団)
司会: 山本 信人 (慶応義塾大学)

https://www.jaas.or.jp/pages/convention/taikai-spring2019.htm

報告者
1.Bi Shihong (畢世鴻、雲南大学 国際関係研究院), 中国
『一帯一路と中国における東南アジア研究』

2.Nualnoi Treerat (チュラロンコン大学 経済学部・アジア研究所),タイ
『タイからのGMS-インドシナ開発研究』

3.Didi Kwartanada (ナビル財団), インドネシア
『インドネシアにおける華人研究』

4.Michael Feener (オクスフォード大学, オクスフォード・イスラム研究センター), 英国
『東南アジアにおけるイスラム研究』

討論者: 清水一史(九州大学)、岡本正明(京都大学)

※本セッションには、英日の同時通訳がつきます。

趣旨:
近年の東南アジア研究には著しい国際化がみられ、その中で研究の拠点は、伝統的な中心だった欧米からアジアにシフトしている。東南アジアではそれぞれに、研究の地平が自国のみならず近隣国の研究や比較研究に広がり、さらには中国、台湾など東アジアでの東南アジア研究も活発化して、より広汎で重層的な研究ネットワークが形成されつつある。
アジアにおける東南アジア研究にはどのような特徴と課題があるのだろうか。そこには華僑研究、イスラム研究など東南アジアに共通する論点についての相互の研究、タイや中国におけるインドシナ諸国の研究など注目を集める地域についての近隣国の研究、あるいは東アジア全体の情勢変化を反映した戦略的な研究、など様々な側面があるように思われる。こうした多様な研究動向の展望し、今後の東南アジア研究の可能性を議論する。さらには、議論を通じて、アジアのアジア研究が、アジア相互間関係をいかに捉えているかを考える。

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