日本マレーシア学会との共催で以下のように研究会を開催します。
オープンな研究会なのでどなたでも参加できます。ご関心のある方はぜひお越しください。
日時: 2019年12月1日(日) 午後1時30分~3時30分
場所: 稲盛財団記念館213号室
浅井健太(大阪市立大学大学院文学研究科研究生)
「戦間期パハン州における水牛飼育:余剰の処分から見たローカル社会経済」
戦間期英領マラヤのパハン州における水牛の飼育とその役割を稲作と地域経済の側面から見てゆく。水牛は主に耕地準備に使用され稲作で重要な役割を持っていたが、一方では1920年代には頭数の減少、1930年代は雌雄比率の不均衡、全期間を通して良好でない飼育状態といった問題を抱えていた。これらの背景を余剰の処分という側面から考えることによってローカル地域経済の一端を解明してゆきたいと考えている。