2020年度 CSEASワークショップ | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

EVENTS

2020年度 CSEASワークショップ

2020年度 CSEASワークショップを下記の通り開催いたします。
どなたでもご参加いただけますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

CSEASワークショップ: 「文理融合研究の将来を見据えて」
日時: 2021年2月15日(月)15時00分~16時30分 
会場: 稲盛財団記念館3階大会議室
Zoom: 下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください
https://zoom.us/j/93680851115?pwd=YXlOeEk4K3k5RG5UYnpSOG80UHI2Zz09
Passcode: 567660
日英同時通訳あり

目的: 文系と理系だけでなく、研究分野や地域、研究そのものの垣根を越えたさまざまな研究がCSEAS で行われるようになってきた。個人が遂行する研究のアプローチや期待される成果をお互いに知ることで多様な分野の融合研究の面白さを共有し、今後、当研究所が向かうべき方向を議論するための第一歩とすることを目的とする。

プログラム
趣旨説明: 柳澤雅之(5分)
発表(各15分)
コメント: 2名(各5分)+総合討論 石川登 マリオ ロペズ

話題提供者:
帯谷知可 (CSEAS)
「中央アジアを越えてロシア帝国発ムスリム女性解放論をたどる旅―空間、つながり、共振」

本報告では、報告者が最近取り組んでいる課題、すなわち20世紀初頭のロシア帝国領内から発信されたムスリム女性の解放を訴える言説の共振のアリーナを探る試みを、報告者の本来のフィールドである中央アジアを越える「旅」になぞらえて紹介しつつ、地域と研究領域を横断する共同研究から示唆を得て何が見えて来つつあるかを提示してみたい。

山本博之 (CSEAS)
「マレー世界における情報メディアと社会秩序」

多民族・多宗教・多言語で特徴づけられるマレー世界において、社会秩序の形成と発展に対して新聞・雑誌や演劇・映画といった情報メディアがどのような役割を果たし、それをどのように捉えることができるかを考える。

坂本龍太 (CSEAS)
「目の前の一人からはじまる研究」

本発表では救急外来に搬送された一人の患者から始まったレジオネラ属菌をめぐる研究について紹介したい。1976年米国フィラデルフィアで起こったレジオネラ症の集団発生についても言及し、その今日的意義をみなさんと共に考えてみたい。