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「夢みる子どもたち――インドネシア映画から考える家族のかたち」上映・トーク

『虹の兵士たち』 (C)Miles Films

東南アジアの映画大国インドネシアの映画から、子どもを主人公に据えた3作品を取り上げ、開発や災害・紛争による急激な変化に晒されるなかで、子どもたちの成長と未来がどのように模索されているかを考えます。オンラインでの上映(『デリサのお祈り』)と会場での上映(『虹の兵士たち』『ジャングル・スクール』)、そしてオンラインによるトーク配信を組み合わせて行います。

※参加費無料/登録不要(オンライン上映の視聴は要登録)

日時: 2022年10月16日(日) 13:00~18:00
会場: 京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室

プログラム:
 12:45 開場
 13:00 開会
 13:05 『虹の兵士たち』 上映と解説
 15:30 『ジャングル・スクール』 上映と解説
 17:30 Q&A(『虹の兵士たち』『ジャングル・スクール』『デリサのお祈り』)
 18:00 閉会
 ※各作品の解説およびQ&A:西芳実

オンライン上映・トーク
 (1)オンライン上映
  『デリサのお祈り』
  2022年10月10日(月)9:00~10月16日(日)21:00
  視聴希望の方はこちらから登録してください。
 (2)オンライン・トーク
  「インドネシア映画から考える家族のかたち」
  事前配信予定。アクセス情報はこの場でお知らせします。
※オンライン上映・トークの配信にはVimeoを使っているため、一部の国・地域から接続する場合に視聴できない可能性があります。

作品紹介
虹の兵士たち(Laskar Pelangi)
リリ・リザ監督/インドネシア/2008年/125分/インドネシア語(日本語・英語字幕)/ブルーレイ
インドネシアで最も豊かな島の最も貧しい小学校の物語。スマトラ島の東に浮かぶブリトン島は錫鉱業で栄えていたが、貧しい子どもたちの教育を担うのは廃校寸前のイスラム小学校だった。10人の生徒たちを迎えた新任女性教師は個性豊かな生徒たちを「虹の兵士たち」と呼んで熱心に指導する。貧しいなかでも明るく生きる子どもたちと若い女性教師の交流を描き、インドネシア映画で歴代トップの興行成績を上げる記録的ヒットとなった。[福岡市総合図書館収蔵作品]


ジャングル・スクール(Sokola Rimba)
リリ・リザ監督/インドネシア/2013年/90分/インドネシア語(日本語・英語字幕)/ブルーレイ
NGOで働くブテットはスマトラ島の森で暮らす子どもたちに読み書きを教えていた。ある日、森の中で倒れ、別の集落の少年ブンゴに助けられる。彼の集落には読み書きできる大人がいない。そのせいで森の外の人間から不当な扱いを受けていると知ったブテットは……。実在の人物を主人公に、自然、文明、教育、そして次世代に向け未来を穏やかな視線で問う。[福岡市総合図書館収蔵作品]


デリサのお祈り(Hafalan Shalat Delisa)
ソニ・ガオカサック監督/インドネシア/2011年/106分/インドネシア語(日本語・英語字幕)
6歳の少女デリサは、インドネシアのスマトラ島の海辺の村で、母サラマと3人の姉たちと暮らしている。腕白なデリサは男の子たちにまじってサッカーをするのが好きだが、姉たちと違ってお祈りは苦手で、ご褒美をもらわないとお祈りを覚えようとしない。お祈りの暗唱の試験の日、村を大きな地震と津波が襲い、母や姉たちや友達が亡くなり、一命をとりとめたデリサも右脚を失う。外国から帰ってきた父ウスマンと再会したデリサは、母への思いを胸に人生の意味を見出す。2004年のインド洋津波の実話にもとづく。
(※津波による犠牲者が映る場面があります。)
(C)Kharisma Starvision Plus


登壇者:
西芳実(にし・よしみ)
『夢みるインドネシア映画の挑戦』京都大学東南アジア地域研究研究所准教授。専門はインドネシア地域研究。多言語・多宗教社会の紛争・災害対応過程。主著に『夢みるインドネシア映画の挑戦』(英明企画編集、2021年)、『災害復興で内戦を乗り越える―2004年スマトラ島沖地震・津波とアチェ紛争』(京都大学学術出版会、2014年)がある。


主催: 混成アジア映画研究会
協力:
京都大学東南アジア地域研究研究所
科研費プロジェクト「東南アジア映画の物語と表現を読み解く」
福岡市総合図書館


問合せ: malaysianfilm[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

混成アジア映画研究会