アジア環太平洋研究セミナー「ペルーで何が起きたのか─左派政権の自壊と政治の行方」(Zoom開催) | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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アジア環太平洋研究セミナー「ペルーで何が起きたのか─左派政権の自壊と政治の行方」(Zoom開催)

2021年7月末にペルーで初めて本格的な左派政権、カスティジョ政権が発足したものの、小党分裂化が一層進んだ状況の下で政治は迷走を続けた。そして政権発足から16ヶ月あまりたった昨年12月7日、カスティジョがクーデタ未遂を起こして政権が自壊、憲法規定に則り副大統領のD. ボルアルテが新大統領に就任した。しかし、地方、特にアンデス高地南部を中心に、近代化や経済成長の恩恵に十分に与ることができなかった地域から、新政権は既存政治の継続とする批判と反発が起き、発足後10日目にして首相を交代させざるをえなくなった。年が明けても、地方での反発は燻り続けている。

このセミナーは、これまで3回にわたり実施してきたセミナーを踏まえ、12月のクーデタ未遂の経緯や背景を振り返るとともに、2026年の選挙を前倒しで実施することが議論されていることも含め今後のペルー政治について考える。

日時: 2023年1月28日(土) 10:00-12:00(zoom開催)
テーマ: 「ペルーで何が起きたのか─左派政権の自壊と政治の行方」

進行: 中沢知史(立命館大学嘱託講師)
報告: 「クーデタ未遂の経緯」中沢知史

 「カスティジョ政権の自壊と今後の見とおし」村上勇介(京都大学)

 「大統領罷免や国会解散に関する政治制度」磯田沙織(神田外語大学)

 コメント/討論: 岡田勇(名古屋大学)

参加を希望される方は、下記連絡先までメールで参加の申し込みをしてください。
送付する際に、アドレスの [at] はアットマークに代えてください。後日、Zoomへの招待を送付します。

連絡先: asiapacific[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

主催: 京都大学アジア環太平洋研究ユニット/基盤研究「低成長期中南米の政党システム変動の比較分析(課題番号 21H04392)