京都大学東南アジア地域研究研究所「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」主催の自主上映会のご案内です。今回は、陸前高田を舞台にした日本の映画を上映します。皆様どうぞお越しください。
日時: 2023年3月31日(金)18:30~20:10
場所: 京都大学東南アジア地域研究研究所稲盛財団記念館1階(旧・京都賞ライブラリー)
(https://kyoto.cseas.kyoto-u.ac.jp/access/)
入場料: 無料(登録フォーム:https://forms.office.com/r/rjF72v7pMr)
*予約不要。但し来場者数の把握のため、事前登録にご協力ください。
『息の跡』
監督・小森はるか
ひとりのたね屋が綴った、彼の街の物語
いまは、もういない誰かへ、まだいない誰かのために
ストーリー:
岩手県陸前高田市。荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。なにやらあやしげな手描きの看板に、瓦礫でつくった苗木のカート、山の落ち葉や鶏糞をまぜた苗床の土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。
いっぽうで佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the Heart」。その一節を朗々と読みあげる佐藤さんの声は、まるで壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。さらに中国語やスペイン語での執筆にも挑戦する姿は、ロビンソン・クルーソーのようにも、ドン・キホーテのようにもみえる。
彼は、なぜ不自由な外国語で書き続けるのか?そこには何が書かれているのだろうか?
監督・撮影・編集: 小森はるか
編集: 秦岳志 整音: 川上拓也 特別協力: 瀬尾夏美 プロデューサー: 長倉徳生 秦岳志
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金
制作: カサマフィルム+小森はるか
配給・宣伝: 東風
2016年/93分/16:9/日本/ドキュメンタリー
映画『息の跡』劇場予告編 – YouTube
主催: 京都大学東南アジア地域研究研究所「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」
問合せ: 東南アジア地域研究研究所図書室 075-753-7306、7328
又は kamiya[at]cseas.kyoto-u.ac.jp(神谷)