「東南アジアの都市居住」第10回定例研究会(ダイキンセミナー) | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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「東南アジアの都市居住」第10回定例研究会(ダイキンセミナー)

このセミナーシリーズは、ダイキン工業と東南アジア地域研究研究所(CSEAS)との産学共同研究プロジェクトの一環として開催しています。

報告者:古田 莉香子(日本大学生産工学部建築工学科・助教)

タイトル:都市化におけるカンポンの持続可能性 -インドネシア・スラバヤにおけるカンポンの変容とポストKIPの居住環境整備

言語:日本語
参加申し込み:不要

要旨
近年、急速な都市化が進行しているインドネシアでは、大きな社会状況の変化をたどっている。その中でも“カンポン”は生活様式を変えることなく歴史や文化を保持し、今日まで独自のその形態を残している非常に稀な住居集落である。その背景として、インドネシアで展開されてきた、住宅供給政策やオランダ植民地期より続くカンポンの環境改善政策が深く関連している。1980年代初頭からおよそ35年のカンポンの変容とカンポンの環境改善政策の歴的変遷についてみていき、カンポンの持続可能性について考える。

略歴
日本大学生産工学部建築工学科 助教
1993年生まれ 群馬県出身
2016年 日本大学生産工学部建築工学科 卒業
2018年 同大学生産工学研究科建築工学専攻修士課程 修了
2021年 日本大学より博士(工学)を取得
2016年より布野修司先生のもとでインドネシアの研究を行っている。現在は自身が消防団で活動していることもあり、タイをはじめとする東南アジアの水害に対する住居集落の防災対策に関する研究を行っている。

主催: 岡本正明、小林知(CSEAS)、岸健太(秋田公立美術大学)、粟飯原大、内山三晴(ダイキン工業)

問い合わせ:chika128[at]cseas.kyoto-u.ac.jp(担当:山田千佳)
※どなたでも歓迎ですのでお気軽にご参加ください。