訳者からの紹介
本書の底本となったTakashi Shiraishi, The Phantom World of Digul: Policing as Politics in Colonial Indonesia, 1926-1941(Kyoto CSEAS Series on Asian Studies 23, NUS Press and Kyoto University Press, 2021)は1920年代後半から42年にかけてのインドネシアにおける反植民地運動への政府の監視活動に関する深い洞察を提供し、前著Age in Motion: Popular Radicalism in Java, 1912-1926(Cornell University Press, 1990)とともにインドネシア近代史の分野に大きく貢献する書です。
インドネシア語版となる本書はJafar Suryomenggoloが翻訳を担当し、Hilmar Farid氏の序文を付してジョグジャカルタの出版社INSISTPressより出版されました。インドネシア語版の刊行により、多くの歴史ファン、特に若い世代の読者に本書を届けることが可能となりました。
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