2024年11月22日、ハサヌディン大学薬学部よりフィルザン・ナイヌ教授(Prof. Firzan Nainu, M.Sc., Ph.D)と3名の学生が来所されました。三重野文晴所長、山崎渉教授、オフィンニ ユディル特定助教(京都大学白眉センター特定助教)がご一行をお迎えし、教育研究分野での両機関の今後の協力・交流に関して意見交換を行いました。
ナイヌ教授は、ハサヌディン大学ハエ研究グループ(UFRG)の責任者であり、この研究室では主にショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)を用いて、遺伝性疾患および感染症の様々な生理学的・病理学的メカニズムや、その治療法を研究しています。このような研究手法はインドネシアではまだ新しく、国内でこれまで未解明であった疾患や集団特性の研究に新たな道を開く可能性があります。
ハサヌディン大学は、インドネシアにおけるトップの国立大学の一つであり、同国東部地域を代表する主要な学術機関です。同大学薬学部とCSEASとの間での協力関係を発展させ、両大学間で既に締結されている覚書にも明記された学術協力を促進・強化していくことについて話し合いが行われました。