2022年6月17日、在日フィリピン大使館と在日フィリピン大学同窓会(UPAA-J)の代表団が本研究所を公式訪問しました。両機関の代表団を本研究所が受け入れるのは今回が初めてです。
大使館からは、ホセ・C・ラウレル駐日フィリピン大使、ヴォルテール・マウリシオ駐大阪総領事、メリー・ジョイ・ラミレス一等書記官が、UPAA-Jからは大野拓司会長ご一行が出席されました。 また、キース・ニールソン・ペナド会長らKAPS(Kyoto Association of Pinoy Scholars=フィリピン人研究者京都協会)の役員も出席されました。
本会合は、日本とフィリピンの長きにわたる実り多き関係、特に本研究所におけるフィリピン研究の発展と振興を記念するために開催されました。 本研究所からは三重野文晴所長、河野泰之京都大学副学長、石川登副所長、岡本正明副所長はじめ、フィリピンの研究・教育に携わる教員・研究員11名が出席しました。
三重野所長、並木香奈美研究員とともに本会合を準備し、司会も務めたジュリウス・バウティスタ准教授が、本研究所における長年にわたるフィリピン関連の研究活動について説明を行いました。 会談では、本研究所の教員がそれぞれの研究、教育、共同活動について、大使館やUPAA-Jからの出席者たちと意見交換を行いました。
ラウレル大使より、フィリピンの文化に関する重要な書籍が本研究所図書室に寄贈されました。 その中には、フィリピンの国民的英雄であるホセ・リサール博士の生誕161周年を記念し、近年出版された彼の生涯を描いたコミックも含まれています。本研究所での会談後、三重野所長、河野副学長は大使に同行し、湊長博京都大学総長と会談を行いました。
ジュリウス・バウティスタ准教授
(着席:左から右へ)ヴォルテール・D・マウリシオ総領事、三重野文晴所長、ホセ・C・ラウレル大使、河野泰之副学長、大野拓司UPAA-J会長。
(立席)大使館職員、UPAA-J幹部、CSEAS教員・研究員一同
代表団を歓迎する三重野所長の演説