共編者からの紹介
2018年に高校の学習指導要領が改訂され、歴史の教科に必修科目の「歴史総合」と、選択科目の「世界史探究」「日本史探究」の3科目が導入されることになりました。山川出版社でも、高大連携のもと、「いまを知る・現代を考える 山川歴史講座」の刊行をスタートさせています。このシリーズで、私たちは、「情報・通信・科学技術の歴史を考える」を担当しています。情報・通信・メディアの歴史を考えることは、産業や技術の発展だけでなく、情報の役割や影響を歴史的な出来事に結びつけて解析することができる点で重要なのです。なぜなら、情報や通信技術は、社会や文化の変化を促し、歴史の転換点を生み出す要因となるからにほかなりません。通信技術を通して、日本と世界、日本と世界との関係に注目し、情報や通信の歴史的意義を見ていこうと思います。(貴志俊彦)
詳しくは教員の出版物ページもご覧ください。