====トピックス============================
1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. 講演・報告
5. ポッドキャスト「ブックトーク・オン・アジア」
6. メディアへの露出
7. 最近のイベント
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1. お知らせ
【9月のGet Together】
・9月26日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが稲盛財団記念館3階小会議室2(I-331)にて開催されます。今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。
【新たな訪問研究者のみなさん】
・スマント アル コルトゥビー(Sumanto Al Qurtuby)さん(文化人類学)が招へい研究員として10月1日に着任され、12月31日まで研究所に滞在される予定です。
・ジョアナ・ウィルヘルミナ・ロサリー・マリア・シフーレス(Johanna Wilhelmina Rosalie Maria Schreurs)さんが招へい外国人学者として10月3日に着任され、2025年3月31日まで研究所に滞在される予定です。
【異動のお知らせ(9月1日)】
・石井周 特定研究員(新任)
・Paing Thet Phyo 特定研究員(新任)
【動画の公開】土屋喜生助教の単著Emplacing East Timorの紹介動画に日本語字幕がつきました。
たんけん動画5min.「エンプレイシング・イースト・ティモール:政権交代と知識生産、1860年代から2010年代まで」
【動画の公開】テラ・トゥン連携助教の単著Epistemology of the Pastの紹介動画を公開しました。日本語字幕つきです。
たんけん動画5min.「知られざるカンボジアの思想史を解き明かす」
【文化財登録】8月15日付で図書室本館が文化庁の登録有形文化財に登録されました。
京都大学「文化財登録建築物」ページ
2. 研究集会とイベント
・CSEASコロキアム “The Shadow Side of the Rootedness: How Geographic Stability Across Generations Increases Populist, Ethnic Nationalist, Authoritarian, and Chauvinist Attitudes”
日時:2024年9月26日(木)13時30分〜15時(日本時間)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(I-332)
報告者:アンドレアス・ウィマー(コロンビア大学、CSEAS招へい外国人学者)
・CSEAS読書会:The Land of Open Graves by Jason De Leon(ジェイソン・デ・レオン『剥き出しの墓のある土地』)
日時:2024年9月27日(金)16時〜(日本時間)
開催方法:オンライン(Zoom)
紹介図書:Jason De Leon and Michael Wells, The Land of Open Graves: Living and Dying on the Migrant Trail, University of California Press, 2015.
紹介者:ミリアム・ジェーン氏
・「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」上映会
日時:2024年9月27日(金)18:00–
場所:京都大学東南アジア地域研究研究所東棟1階マルチメディアルーム2
上映作品:In This World(138分、パシュトゥン語、英語他(日本語字幕付き、予告編)
・ブックトーク:Lia Kent’s The Unruly Dead: Spirits, Memory, and State Formation in Timor-Leste
日時:2024年10月7日(月)14:00–15:30(日本時間)
場所:京都大学東南アジア地域研究研究所東棟1階リサーチコモンズ(E-101)およびオンライン
報告者:リア・ケント(オーストラリア国立大学)
司会:土屋喜生(CSEAS)
・研究データエコシステム構築事業シンポジウム「地域の力で切り開く、研究データ管理のこれから」
日程:2024年10月8日(火)〜9日(水)
場所:一橋講堂中会議場(学術総合センター2階)及びオンライン
主催:国立情報学研究所
・国立大学附置研究所・センター会議 第3部会(人文・社会科学系)シンポジウム「通商と国境・安全保障の多元性」
日時:2024年10月18日(金)13:00–16:00(日本時間)
開催形式:オンライン(Zoomウェビナー)
報告者:中山大将(北海道大学)、坂口安紀(アジア経済研究所)、帯谷知可(CSEAS)
討論者:貴志俊彦(CSEAS)
・第48回東南アジアセミナー「Co-creation of New Urban Living: Advancing Quality of Life in the Climate Change Era(新しい都市生活の共創―気候変動時代における生活の質向上のために)」
日程:2024年10月20日(日)〜28日(月)
場所:インドネシア、ジャカルタおよびスラバヤ
・〈京都モダン建築祭2024 連携企画〉展示「川端荒神橋界隈いま・むかし」
日程:2024年10月31日(木)〜11月11日(月)
開催場所:京都大学稲盛財団記念館正面玄関ロビー
・京都大学東南アジア地域研究研究所図書室 文化庁登録有形文化財登録記念 / 京都モダン建築祭2024連携企画 特別講演会「〈京都織物〉と渋沢栄一:京都近代産業の礎を築いた人々」
日時:2024年11月1日(金)16:00–17:30(日本時間)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室(I-333)
講師:松本和明(京都産業大学)
対談者:松本和明、貴志俊彦(CSEAS)
・京都モダン建築祭2024 京都大学東南研図書室ガイドツアー
日時:2024年11月2日(土)10:00–10:40、11:00–11:40、12:00–12:40(日本時間)
場所:京都大学東南アジア地域研究研究所図書室
・研究会「ベトナムの少数民族語政策と言語使用の実態」
日時:2024年11月10日(日)12:00開始(11:30開場)
場所:京都大学総合研究2号館4階AA447会議室
発表者:伊藤正子(京都大学)、大泉さやか(昭和女子大学)、グエン・ティ・レNguyễn Thị Lê(ベトナム社会科学翰林院人間研究所)、中村理恵(東洋大学)、吉本康子(京都大学)、下條尚志(神戸大学)
・ブックトーク:Ken MacLean’s Crimes in Archival Form: Human Rights, Fact Production, and Myanmar
日時:2024年11月19日(火)16:00–17:30(日本時間)
場所:京都大学東南アジア地域研究研究所東棟1階リサーチ・コモンズ(E-101)およびオンライン
報告者:ケン・マクリーン(クラーク大学)
討論者:今村真央(山形大学)
司会:土屋喜生(CSEAS)
3. 出版
【最新号】和文誌『東南アジア研究』62巻1号を7月31日に刊行しました。「〈特集〉危機の文脈─ロヒンギャ問題を巡る複眼的考察」では中西嘉宏准教授が編者を務め、5本の論文を掲載しています。また、書評を5篇掲載しています。本誌ウェブサイト、J-Stageにて全文を公開しておりますので、ぜひご覧ください。
【最新号】英文誌Southeast Asian Studies Vol. 13 No. 2を8月22日に刊行しました。今号ではPham Thi Yen, “US-Vietnam Defense Diplomacy: Challenges from the Ukraine War”を巻頭に、論文6本、書評9篇を収載しています。すべての論考は本誌ウェブサイト、J-Stageにて全文公開しておりますので、ぜひご覧ください。
【最新号】多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asia 第39号を9月1日に刊行しました。今号の特集 “Vietnam and Foreigners: Aspects and Experiences” ではDavid Koh氏(ヴィン大学教養学部上級講師)が編者を務め、5本の論文を掲載しています。各論文は英語、タイ語、インドネシア語、フィリピン語、ベトナム語、ミャンマー語、日本語で全文をお読みいただけます。また、英文による5本の書評を掲載しています。
【コラム公開】Kyoto Review of Southeast Asia “TRENDSETTERS” コラムを9月1日に公開しました。
“How the COVID-19 pandemic changed the perspective about women and leadership in responding to crises,” by Irine Hiraswari Gayatri
【最新号】ニューズレター9月号を公開しました。今月の記事は以下の3篇です。
インタビュー「生命の暗号的足跡:地域ゲノミクスによる生物間の遭遇の解読」(オフィンニ ユディル)
新任スタッフ紹介(土佐美菜実)
かもがわ便り「異文化コミュニケーションを鍛える」(フレイ ウルスラ)
【コラム】貴志俊彦「連載 戦中写真を読む(16)戦争と動物 ペット 陣中の兵士を癒やす」『毎日新聞』2024年9月3日東京地方版。
【コラム】貴志俊彦「連載 戦中写真を読む(17)仏領インドシナの特派員 侵攻の陰で「平穏」演出」『毎日新聞』2024年9月10日東京地方版。
【エッセイ】山田千佳「風を辿って」、「わいわい健康探検コラム〜フィールド医学通信」『ニュー・ライフ』136号、京都社会事業財団ライフ・イン京都、2024年8月。
4. 講演・報告
【講義】オフィンニ ユディル「Sense of belonging in substance use disorder.」招待講演、インドネシアアトマジャヤカトリック大学、ジャカルタ、インドネシア、2024年8月19日。
【講演】木村里子、シンポジウム6「「国連海洋科学の10年」をどう進展させるか その1「きれいな海」」、日本海洋学会2024年度秋季大会、2024年9月20日、東京海洋大学。
【実行委員】木村里子、日本水産学会2024年度秋季大会、2024年9月24–27日、京都大学農学部。
5. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
▼ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」シーズン1(No. 1〜No. 76)のプログラムをSoundCloudとYouTubeにて配信中です▼
【今月のおすすめエピソード:自然科学(&学際)編】
・No.6 安藤和雄編『東ヒマラヤ─都市なき豊かさの文明』(京都大学学術出版会、2020年)
SoundCloud / YouTube / 書籍情報
・No.15 古澤拓郎『ウェルビーイングを植える島─ソロモン諸島の「生態系ボーナス」』(京都大学学術出版会、2021年)
SoundCloud / YouTube / 書籍情報
・No.47 中村友香『病いの会話:ネパールで糖尿病を共に生きる』(京都大学学術出版会、2022年)
SoundCloud / YouTube / 書籍情報
・No.51 林田秀樹編著『アブラヤシ農園問題の研究Ⅰ【グローバル編】』『アブラヤシ農園問題の研究Ⅱ【ローカル編】』(晃洋書房、2021年)
SoundCloud / YouTube / 書籍情報
・No.65 梅崎昌裕『微生物との共生―パプアニューギニア高地人の適応システム』(京都大学学術出版会、2023年)
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・No.68 竹森紘臣(著/文)、大木宏之(写真)『ベトナム建築行脚』(彰国社、2023年)
SoundCloud / YouTube / 書籍情報
6. メディアへの露出
※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。
・貴志教授の著作『帝国日本のプロパガンダ』の韓国語版제국 일본의 프로파간다への書評が韓国の各紙に掲載されました。
「일제는 ‘어린아이’까지 전쟁에 몰입하게 했다」『ハンギョレ』(2024年9月4日、ヤン・ソンア記者)
「10년마다 전쟁 일으킨 日, 어떻게 대중을 선동했나」『朝鮮日報』(2024年8月24日、クァク・アラム記者)
「전쟁 박람회만 84차례…일본 ’50년 전쟁’ 지탱한 프로파간다」『中央日報』(2024年8月23日、カン・ヘラン記者)
「 “국민 전체가 최면에 빠진 줄”…일본 침략전쟁 뒤엔 ‘이것’ 있었다는데」『毎日経済』(2024年8月24日、キム・ユテ記者)
7. 最近のイベント
・Seminar on “Examining Hiring Discrimination through Direct Signalling: A Correspondence Study in the Thai Labour Market”
日時:2024年9月12日(木)14:00–15:30
場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(I-213)
報告者:Patrick Devahastin(広島大学)
・第6回カリウラン・フェスティバル・ハブx京都VDP 上映会&トーク
日時:2024年9月5日(木)12:00–14:00(インドネシア時間)
場所:ソノブドヨシネマ(ジョグジャカルタ)
主催:インドネシアイスラーム大学心理学部・社会文化学部、京都大学東南アジア地域研究研究所
VDPの過去入選5作品が上映され、トークセッション「日本の観客が東南アジアのドキュメンタリー映画を見るとき」に西芳実准教授が登壇しました。
・シーナカリンウィロート大学の表敬訪問
日時:2024年9月2日(月)
・2024年度韓日合同東南アジア学会
日程:2024年8月31日(土)〜9月1日(日)
場所:釜慶大学校(釜山)およびオンライン
テーマ:Searching for Southeast Asian Powers and Wisdom in the Turmoil World
本研究所、韓国東南アジア学会(KASEAS)、東南アジア学会(JSSEAS)などとの共催で開催された学会にて、岡本正明教授、三重野文晴教授、久納源太研究員、菊池泰平研究員らが研究発表を行いました。
■編集後記 ——————————————–
研究のサブテーマとして、ミャンマーの出版状況について調べています。最近気になっているのは、出版言語の歴史的な変遷です。英領植民地期に発行された定期刊行物については、英語やビルマ語だけでなく、ウルドゥー語、タミル語、テルグ語の新聞も流通していました。インドの言語で書かれた定期刊行物は、出版そのものが下火になった第二次世界大戦期の後、一時的に復活したものの、1966年までにほとんどが発行停止となりました。最近読んだ文献から、1820年代以降、ハイデラバードやアンドラ・プラデーシュからウルドゥー語話者が流入していたことを知りましたが、そうした新聞の読者層や流通経路についてはまだまだ分からないことだらけです。(K)
1年間のフィリピン派遣、7–8月の連続海外出張を経て、やっと京都に落ち着ける時間が取れました。夏の間、AAS-in-Asia、SEASIA、香港における多文化主義に関するワークショップ、マニラでのローカルヒストリー学会等、海外の様々な研究者と交流し、ネットワークを広げる機会を頂きました。東南アジアや中国からも野心的で才能のある若い研究者が出てきて、アジア域内の研究者のネットワークが重層化しつつあり、とてもいい刺激を受けることができました。夏の刺激をうまく研究や国内での活動に変換していきたいと思います。(TK)
バンコク連絡事務所への駐在出張を終えて京都に戻りました。わずか2ヶ月間の出張でしたが、多くの方々に連絡事務所に足を運んでいただき、そこで食事を共にし、話をすることができました。タイ在住のマンガ家ウィスット・ポンニミットさんが描く主人公マムアンが言っていた「みんなで一緒に食べれるタイ料理、だから大好き(I LIKE THAI FOOD. IT’S A TOGETHER FOOD.)」を深く実感する貴重な日々でした。そして「みんなで食べるからおいしい、楽しい」のは京都でも。この夏、CSEAS図書室に土佐美菜実さんがライブラリアンとして着任されました。ぜひ土佐さんによる新任スタッフ紹介をご覧ください。土佐さんが運ぶ薫風を感じることができます。(M)
––– CSEAS メールマガジン第33号 ––––––––––
2024年9月25日 発行
京都大学東南アジア地域研究研究所 広報委員会
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