CSEASメールマガジン第1号 – 2022/01/25 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

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CSEASメールマガジン第1号 – 2022/01/25

2022.01.25

京都大学東南アジア地域研究研究所(CSEAS)では所員向けに今月よりメールマガジンを配信いたします。月に1度を目安に、研究所のうごき、研究集会とイベント、所員の新刊出版物、ポッドキャスト(音声プログラム)など、毎月の最新情報を手短にお届けします。

===トピックス======
1. お知らせ
2. 研究集会とイベント
3. 出版
4. 音声プログラム「ブックトーク・オン・アジア」
5. CSEASリーディング・グループ(1月28日)特別セッションのお知らせ
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1. お知らせ

・学振外国人特別研究員のNurul Huda Mohd Razifさん(社会人類学)が2021年12月1日に着任されました。

・リノベーションが済んだ研究所東棟1階に渡部忠世先生から寄贈されたバティック2枚が展示されました。

・日本商工会議所が発行する機関誌『月刊石垣』2021年12月号の「渋沢栄一の軌跡」にて図書室が紹介されました。

・CSEASの多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast AsiaKRSEAが米国議会図書館のデジタルコレクションに加えられることになりました。

CSEAS Newsletter No.79を公開しました。

東南アジア地域研究研究所ニューズレター第4号を公開しました。

2. 研究集会とイベント

CROSSCUT ASIA おいしい!オンライン映画祭
日時:2022年1月21日(金)10:00~2月3日(木)23:59(日本時間)
視聴登録開始:1月18日(火)12時(日本時間)
字幕:日本語、英語(一部作品に東南アジアの複数言語字幕あり)
主催:国際交流基金アジアセンター、東京国際映画祭

日本タイ共同研究会「タイの博物館にみる女性像と共産党主義者」+特別講演「ウィズコロナ時代のタイ博物館の取り組み」(Zoomによるオンライン開催、使用言語はタイ語)
日時:2022年1月26日(水)15:00-17:30(日本時間)
主催:京都大学東南アジア地域研究研究所 共同利用・共同研究拠点(IPCR)共同研究「タイの博物館からみた国家像と国民像―マイノリティに着目する」

SEASIA Emerging Scholar Conversation Series: Webinar on Transregional Approaches to Southeast Asian Studies(使用言語は英語)
日時:1月26日(水)シンガポール時間15時(日本時間16時)開始
パネリスト:
Dr. Muhammad Arafat Bin Mohamed (Faculty of Arts and Social Sciences, Universiti Brunei Darussalam)
Ms. Miriam Jaehn (Comparative Asian Studies Programme, National University of Singapore)
Dr. Ariel C. Lopez (Asian Center, University of the Philippines)
Dr. Julie Ann Delos Reyes (Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University)

第5回CSEASインドネシアセミナー(Zoomによるウェブセミナー)
日時:2022年1月26日(水)16:30-18:30(日本時間)、14:30-16:30(インドネシア時間)
使用言語:インドネシア語
1st Presentation: Kawin Anak: Problem Dualisme Hukum Agama dan Hukum Negara di Indonesia?
Speaker: Lies Marcoes (Rumah KitaB, Indonesia)
Commentator: Nonaka Yo (Keio University)
Moderator: Kurniawati H. Dewi (BRIN, Indonesia)
2nd Presentation:  Islam Indonesia dalam 20 Tahun Terakhir: Sebuah Interpretasi
Speaker: Ulil Abshar Abadalla (UNUSIA, Indonesia)
Commentator: Michael Feener (CSEAS, Kyoto University)
Moderator: Ahmad Suaedy (UNUSIA, Indonesia)

CSEASコロキアム「The Evolution of Overseas Chinese Remittances in Nineteenth-Century Singapore: A Macroeconomic View」
日時:2022年1月27日(木)13:30-15:00(日本時間)
報告者:小林篤史氏(京都大学東南アジア地域研究研究所助教)
開催方法:オンライン、使用言語は英語

オンラインで世界を旅しよう!2021 地球たんけんたい(小学生向けワークショップ)
日時:2022年1月30日(日)
テーマ:トリップ⑤動物になってみよう!(カナダ先住民クリンギット)
主催:マナラボ環境と平和の学びデザイン(京都府大学連携環境学習プログラム実施事業)

JSTさくらサイエンスプログラム オンラインセミナー「図書館からの声―ポストパンデミックの時代を見据えて」(日/英同時通訳あり)
日時:2022年2月3日(木)13:30-15:30(日本時間)

第10回 アジア経済発展論研究会(Zoomによるウェブセミナー、使用言語は日本語)
日時:2022年2月3日(木)16:45-18:15(日本時間)
報告者:馬塲弘樹氏(京都大学東南アジア地域研究研究所/白眉センター)
報告題目:タイにおける都市施設のアクセシビリティ格差

ウェビナー〈知る・繋がる ミャンマー連続講座〉第4回「ミャンマー仏教の魅力:戒律と瞑想の世界」
日時:2022年2月4日(金)19:30~20:30
登壇者:川本佳苗氏(京都大学東南アジア地域研究研究所連携講師)
主催:特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

2022年CSEAS研究集会ウィーク
2月14日(月)から18日(金)までCSEAS研究集会ウィークが開催されます。いずれもオンライン開催で、事前登録方法などの詳細は以下のリンク先にて随時更新いたします。
主催:
共同利用・共同研究拠点「東南アジア研究の国際共同研究拠点」(IPCR)
共同利用・共同研究拠点「地域情報資源の共有化と相関型地域研究の推進拠点」(CIRAS)
日ASEAN協働による超学際生存基盤研究の推進(日ASEAN)

2月14日(月)夕方 IPCR年次研究成果発表会(タイプ6発表)
2月15日(火)IPCR年次研究成果発表会(タイプ1~5発表)および総合討論会
2月16日(水)CIRAS年次報告会およびワークショップ「情報資源の共有化と相関型地域研究を通じた地域研究の拡がり」
2月17日(木)CSEASワークショップ
2月18日(金)日ASEAN年次集会および東南アジアセミナー
2月19日(土)東南アジアセミナー

3. 出版

【新刊】2021年12月26日に西芳実著『夢みるインドネシア映画の挑戦』(シリーズ混成アジア映画の海2、英明企画編集)が刊行されました。

【新刊】Kyoto Review of Southeast Asia Issue 31 ‟Myanmar’s Transition Stalled: From Opening to Coup” が書籍化されました。

【最新号】2021年12月23日にSoutheast Asian Studies Vol.10 No.3を刊行しました。

【予告】2022年1月31日に『東南アジア研究』59巻2号を刊行します。

4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

【配信中】2021年12月8日 No.25 岩間一弘『中国料理の世界史─美食のナショナリズムをこえて』

【配信中】2021年12月22日 No.26 吹原豊『移住労働者の日本語習得は進むのか─茨城県大洗町のインドネシア人コミュニティにおける調査から』

【配信中】2022年1月12日 No.27 古沢ゆりあ『民族衣装を着た聖母─近現代フィリピンの美術、信仰、アイデンティティ』

【予告】2022年1月26日 No.28/No.29 アンソニー・リード著、太田淳・長田紀之監訳、青山和佳・今村真央・蓮田隆志翻訳『世界史のなかの東南アジア─歴史を変える交差路』(上・下、名古屋大学出版会、2021年)を配信予定です。ゲストは太田淳先生と長田紀之先生です。

5. CSEASリーディング・グループ(1月28日)特別セッションのお知らせ

昨年夏から所員が隔月で続けているオンライン読書会「CSEASリーディング・グループ」の特別セッションを1月28日(金曜日)の午後4時に行います。これまでは1回に1冊に集中して紹介・議論してきたのですが、今回の特別セッションでは以下の12名が最近読んだ本や特に印象に残っている本をそれぞれ5分程度で紹介いたします。参加にあたって事前に読んでおく必要はありません。お気軽にご参加ください。

次に紹介者と書誌情報、ウェブリンクをお知らせいたします。日本語訳のある文献にはその情報も添えています。

Michael Feener:
Shahab Ahmed. What Is Islam?: The Importance of Being Islamic. Princeton University Press, 2016.

Mario Ivan Lopez:
Miguel Leon-Portillo. Visión de los vencidos. Relaciones indígenas de la Conquista, Universidad Nacional Autonoma de Mexico, 1959.
Miguel Leon-Portillo. The Broken Spears: The Aztec Account of the Conquest of Mexico. Beacon Press, 2006.

Kisho Tsuchiya:
Masuda Hajimu. Cold War Crucible The Korean Conflict and the Postwar World. Harvard University Press, 2015.
益田肇『人びとのなかの冷戦世界─想像が現実となるとき』岩波書店、2021年

Yoko Hayami:
David Graeber. Debt: The First 5000 Years. Melville House, 2011.
デヴィッド・グレーバー、酒井隆史監訳、高祖岩三郎・佐々木夏子訳『負債論─貨幣と暴力の5000年』以文社、2016年

Tomohiro Machikita:
Thomas Piketty. Translated by Arthur Goldhammer. Capital and Ideology. Harvard University Press, 2020.

Cypri Dale:
Benny Giay. Indigenous Religious Discourse, Socio-political Resistance, and Ethnohistory of the Me of Irian Jaya. VU University Press, 1995.

Ryota Sakamoto:
Michael Lewis. The Premonition: A Pandemic Story. W. W. Norton, 2021.
マイケル・ルイス、中山宥訳『最悪の予感─パンデミックとの戦い』早川書房、2021年

Noboru Ishikawa:
James C. Scott. The Art of Not Being Governed: An Anarchist History of Upland Southeast Asia. Yale University Press, 2009.
ジェームズ・C・スコット、佐藤仁監訳、池田一人・今村真央・久保忠行・田崎郁子・内藤大輔・中井仙丈訳『ゾミア─脱国家の世界史』みすず書房、2013年

Heriberto Tafoya:
Boaventura de Sousa Santos. The End of The Cognitive Empire: The Coming Age of Epistemologies of the South. Duke University Press, 2018.

Theara Thun:
Thongchai Winichakul. Siam Mapped: A History of the Geo-Body of a Nation. University of Hawaii Press, 1997.
トンチャイ・ウィニッチャクン、石井米雄訳『地図がつくったタイ─国民国家誕生の歴史』明石書店、2003年

Julie Ann Delos Reyes:
Timothy Mitchell. Carbon Democracy: Political Power in the Age of Oil. Verso, 2011.

Chika Yamada:
Joseph Henrich. The Secret of Our Success: How Culture is Driving Human Evolution, Domesticating Our Species, and Making Us Smarter. Princeton University Press, 2018.
ジョセフ・ヘンリック、今西康子訳『文化がヒトを進化させた─人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉』白揚社、2019年

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■発行:京都大学東南アジア地域研究研究所
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