CSEASメールマガジン第16号– 2023/04/26 | 京都大学 東南アジア地域研究研究所

NEWS

CSEASメールマガジン第16号– 2023/04/26

2023.05.24

====トピックス=================================
 1. お知らせ
 2. 研究集会とイベント
 3. 出版
 4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
 5. メディアへの露出
 6. 最近のイベント
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 1. お知らせ

【4月のGet Together】
・4月27日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが稲盛財団記念館3階小会議室2にて開催されます。今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

【新たな訪問研究者のみなさん】
・Julalak Watasit(ジュララック・ワタシット)さん、Natjira Silakul(ナットジラー・シラクル)さん、Nitipob Wuttiya(ニティポップ・ウッティヤー)さん、Panpassa Duangmala(パンパッサー・ドゥアングマーラー)さん、Patraphon Sukserm(パットラポーン・スックサーム)さん、Supapich Chalampuch(スパーピッチ・チャラムプッチ)さんの6名がUbon Ratchathani Universityより短期交流学生として3月31日に来訪され、研究所に滞在されます。

【新任スタッフ】
・Mostafa Khalili特定助教が4月1日に着任されました。
・高橋知子機関研究員が4月1日に着任されました。

【インタビュー公開】訪問研究者の方々へのインタビュー “Visitor’s Voice” に新着記事が加わりました。
・招へい研究員の王淑慧(Wong Shwu Huey)さんへのインタビュー “The Sustainable Development of Chinese Education in Malaysia” を公開しました。
・招へい研究員のYos Santasombatさんへのインタビュー “Applying an Ethnographic Approach to the Study of China’s BRI” を公開しました。
・招へい研究員のApiwat Ratanawarahaさんへのインタビュー “Imagining Sustainable and Just Urban Transitions” を公開しました。
    “Visitor’s Voice” シリーズのその他の記事はこちらからご覧いただけます。 

【新着動画】研究紹介動画シリーズ「たんけん動画  地域研究へようこそ」に新着動画が加わりました。
「人類学から学ぶ:福岡から考える日本の介護現場のジレンマ」(出演:マリオ・ロペズ准教授)
    この動画シリーズでは、所員のフィールド活動や研究内容を広く公開し、最新の地域研究とそれに取り組む研究者の姿を紹介します。地域研究の魅力を発信するため、多数の動画を公開しております。ぜひご覧いただき、学習教材としてもご活用くださいますと幸いです。

【HPリニューアル】VDP(Visual Documentary Project)のホームページをリニューアルしました。
   アーカイブ機能強化、検索機能の導入などより使いやすいページに刷新されました。作品貸出の申請方法についての案内もあります。ぜひご利用ください。

【インタビュー公開】原正一郎教授退職記念インタビュー「情報学の知見と手法で新たな分野を開拓した研究・開発・実践の軌跡─研究生活を振り返って」を公開しました。

【インタビュー公開】馬塲弘樹元特定助教へのインタビュー「まちを歩き、データからまちの未来を描く」を公開しました。

【公募】東南アジア地域研究研究所GYSF助教公募の応募締め切りは2023年4⽉27⽇(⽊)17:00(⽇本時間)(必着)です。

【受賞】池田真也 茨城大学農学部助教が『商人が絆(ほだ)す市場─インドネシアの流通革命に交わる伝統的な農産物流通』(地域研究叢書44、京都大学学術出版会、2022年)により2023年度の日本農業経済学会奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。

 2. 研究集会とイベント

タイのナレースアン大学社会学人類学部とのセミナー
    日時:2023年4月26日(水)10時〜12時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室

2023年度アジア経済発展論研究会(AEDS)
   日時:2023年4月26日(水)16時45分〜18時15分
   場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
   報告者: Sultan Mehmood氏(New Economic School)
   タイトル:Contract Enforcement in a Stateless Economy (with Daniel L. Chen)
   コーディネーター:町北朋洋准教授

CSEASコロキアム “From Partnership to Hegemonic Stalemate? The US-China Relationship in the Early 21st Century”
    日時:2023年4月27日(木)13時30分~15時
    会場:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(332号室)
    発表者:Walden Flores Bello招へい研究員 

京都大学環インド洋研究センター(KINDOWS)次世代セミナー「ヒマーラヤ地域研究の最前線 2023」
    日時:4月29日(土)10時25分〜17時
    場所:京都大学総合研究2号館4階大会議室(AA447)およびオンライン(zoom)

早稲田大学エクステンションセンター春季講座「ミャンマーを襲った2つの危機」
    日時:2023年4月28日(金)、5月12日(金)、19日(金)の13時〜14時30分(第3回〜第5回)
    場所:オンライン開催
    講師:中西嘉宏准教授

Special Talk: “Urbanism as the Way of Thai Life”
    日時:2023年5月8日(月)10時30分〜12時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213号室)
    報告者:Apiwat Ratanawaraha招へい研究員(チュラーロンコーン大学准教授)
    司会:Pavin Chachavalponglun准教授

CSEAS Seminar on Indonesia: Development of Regional Autonomy in Indonesia in the Reformation Era
    日時:2023年5月8日(月)15時30分〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213号室)およびZoom
    報告者:Djohermansyah Djohan氏(元インドネシア内務省地方自治総局長)
    討論者:松井和久氏(松井グローカル合同会社)
    司会:岡本正明教授

早稲田大学エクステンションセンター春季講座「戦争とビジュアル報道─戦前の日本・アジア関係を中心に」
    日時:2023年5月10日(水)、17日(水)の13時〜14時30分(第5回〜第6回)
    場所:オンライン(Zoomウェビナー)
    講師:貴志俊彦教授

京都大学総合博物館2023 Lecture series ─研究の最先端─
   日時:2023年5月13日(土)、7月8日(土)、9月9日(土)
   場所: 総合博物館1階自然史展示室内 ミューズラボ
   「新・動物記」シリーズ(京都大学学術出版会)研究者による連続講演が開催されます。

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻2023年度第2回オープンキャンパス
    日時:2023年5月20日(土)14時〜16時30分(13時50分よりアクセス可能)
    場所:オンライン(Zoom)

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科グローバル地域研究専攻オープンキャンパス2023
    日時:2023年5月27日(土)13時30分〜(13時受付開始)
    場所:京都大学総合研究2号館4階AA447教室

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科東南アジア地域研究専攻オープンキャンパス2023
    日時:2023年6月10日(土)13時〜17時(12時50分開場)
    場所:オンライン(Zoom)

3. 出版

【最新号】和文誌『東南アジア研究』60巻2号を1月31日に刊行しました。
    4本の論文および6本の書評は当誌ウェブサイトKURENAI、およびJ-STAGEにて全文公開しております。

【最新号】英文誌Southeast Asian Studies 12巻1号(2023年4月号)を4月27日に刊行する予定です。
    今号は太田淳氏(慶應義塾大学)をゲストエディターに迎えた小特集 “Environment and Public Welfare in the Creation and Development of Economic Infrastructure in Southeast Asia, C. 1800-1930: Currency Supply, Forest Control, and Rail Transport”、および3本の論文と5本の書評を掲載しています。

【最新号】多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaの第35号を3月1日に刊行しました。
    今号の特集テーマは“The Intellectual History of Buddhism in the Republic of Vietnam”です。Wynn Gadkar-Wilcox氏(ウェスタン・コネチカット州立大学)とOlga Dror氏(テキサスA&M大学)をゲスト・エディターに迎えて5本の論文を掲載しています。また、Beijing’s Global Media Offensive: China’s Uneven Campaign to Influence Asia and the Worldの書評をはじめ、5本の書評記事を掲載しています。

【コラム公開】Kyoto Review of Southeast Asiaの “TRENDSETTERS” コラムを4月1日に公開しました。
   Prem Singh Gill, “Thailand’s Planned F-35A Purchase: Is It a Necessity or a Strongman Leadership Ego?”

【新刊】原民樹・西尾善太・白石奈津子・日下渉編著『現代フィリピンの地殻変動─新自由主義の深化・政治制度の近代化・親密性の歪み』(花伝社、2023年

【新刊】Kosuke Mizuno, Osamu Kozan, and Haris Gunawan (eds), Vulnerability and Transformation of Indonesian Peatlands. Springer Singapore, 2023.

【新刊】Masaaki Okamoto, Takamasa Osawa, Wahyu Prasetyawan, and Akhwan Binawan (eds), Local Governance of Peatland Restoration in Riau, Indonesia: A Transdisciplinary Analysis. Springer Singapore.

【新刊】磯貝真澄・帯谷知可編『中央ユーラシアの女性・結婚・家庭─歴史から現在をみる』(アジア環太平洋研究叢書6、国際書院、2023年)

【新刊】王柳蘭・山田孝子編『ミクロヒストリーから読む越境の動態』(アジア環太平洋研究叢書5、国際書院、2023年)

【新刊】Heriberto Ruiz Tafoya, Packaged Food, Packaged Life: Corporate Food in Metro Manila Slums. Ateneo de Manila University Press, 2023. 

【新刊】Takashi Shiraishi, Dunia Hantu Digul: Pemolisian sebagai Strategi Politik di Indonesia Masa Kolonial, 1926-1941, INSISTPress, 2023.

【新刊】Majid Daneshgar and Evan Nurtawab (Eds.), Malay-Indonesian Islamic Studies, Leiden: Brill.
    マイケル・フィーナー教授らによる論考 “A 15th-Century Persian Inscription from Bireuen, Aceh: An Early ‘Flash’ of Sufism before Fanṣūrī in Southeast Asia” が収載されています。論文はオープンアクセスで公開されています。

【新刊】陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』(風響社、2023年)
    貴志俊彦教授が第15章「ペルー華僑の出入国問題と冷戦期に至る中秘関係」を執筆されています。

【新刊】姜尚中総監修『アジア人物史第10巻 民族解放の夢』(集英社、2023年)
    帯谷知可教授が第8章「女性翻訳家がつないだイスラーム的男女平等論」を執筆されています。

【新刊】久志本裕子・野中葉編著『東南アジアのイスラームを知るための64章』(明石書店、2023年)
    足立真理連携研究員、岡本正明教授、光成歩連携講師が分担執筆されています。

【新刊】長沢栄治監修、岡真理・後藤絵美編著『記憶と記録にみる女性たちと百年』(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ5、明石書店、2023年)
    帯谷知可教授が第9章「ウズベキスタン ヴェールを捨てたその後に」を執筆されています。

【論文】Kisho Tsuchiya (2022). “What was “Independence” for the East Timorense? A historian’s autobiographical reflections over perceptions of the past,” Revista Oriente 29. 

【論文】Ngan, M. T., Thi My Le, H., Ngoc Dang, V., Thi Bich Ngoc, T., Phan, L. V., Thi Hoa, N., Quang Lam, T., Thi Lan, N., Notsu, K., Sekiguchi, S., Yamazaki, Y., and Yamazaki, W. (2023). “Development of a highly sensitive point-of-care test for African swine fever that combines EZ-Fast DNA extraction with LAMP detection: Evaluation using naturally infected swine whole blood samples from Vietnam,” Veterinary Medicine and Science 00: 1– 8. https://doi.org/10.1002/vms3.1124

【論文】渡辺伸一・野田琢嗣・小泉拓也・依田憲・吉田誠・岩田高志・西澤秀明・奥山隼一・青木かがり・木村里子・坂本健太郎・高橋晃周・前川卓也・楢崎友子・三田村啓理・佐藤克文(2023)「Biologging intelligent Platform(BiP)により実現するバイオロギングデータの共有と海洋の可視化」『日本生態学会誌』73(1): 9-22. https://doi.org/10.18960/seitai.73.1_9

【コラム】『外交』Vol.78(Mar./Apr. 2023)に村上勇介教授の論考「盛り返すラテンアメリカ左派政権─ポスト新自由主義の多様な動き」が掲載、全文公開されました。

【コラム】『月刊インドネシア』(2023年4月号)に西芳実准教授による連載「映画から読み解くインドネシア」の第4回「独立の精神を奪還する若者たち──『ラデン・サレーを盗み出せ』(2022年)」が掲載されました。

【エッセイ】『図書』2023年4月号に清水展連携教授による巻頭エッセイ「「越境」して見る、考える」が掲載されました。Web岩波「たねをまく」にて公開されています。

【近刊】ベネディクト・アンダーソン著、加藤剛訳『越境を生きる ベネディクト・アンダーソン回想録』(岩波現代文庫、2023年)

【近刊】Takamichi Serizawa, Writing History in America’s Shadow: Japan, the Philippines, and the Question of Pan-Asianism, Ateneo de Manila University Press が刊行される予定です。

【近刊】Kisho Tsuchiya, Emplacing East Timor: The Cycle of Regime Change and Knowledge Production, 1860-2010, University of Hawai‘i Press が刊行される予定です。

 4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

【New!】2023年4月26日(水) No. 60 里見龍樹『不穏な熱帯─人間〈以前〉と〈以後〉の人類学』(河出書房新社、2022年)
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【New!】2023年4月12日(水) No. 59 金悠進『ポピュラー音楽と現代政治─インドネシア 自立と依存の文化実践』(京都大学学術出版会、2023年)
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【配信中】2023年3月22日(水)No. 58 西直美『イスラーム改革派と社会統合─タイ深南部におけるマレー・ナショナリズムの変容』(慶應義塾大学出版会、2022年)
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【配信中】2023年3月8日(水) No. 57 池亀彩『インド残酷物語─世界一たくましい民』(集英社新書、2021年)
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【配信中】2023年2月22日(水) No. 56 間永次郎『ガーンディーの性とナショナリズム─「真理の実験」としての独立運動』(東京大学出版会、2019年)
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【アーカイブ紹介】2022年4月27日(水)No.36 池田真也『商人が絆す市場─インドネシアの流通革命に交わる伝統的な農産物流通』(京都大学学術出版会、2022年、2023年度日本農業経済学会奨励賞受賞作品)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

5. メディアへの露出

※掲載記事の一部は稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください

・坂本龍太准教授が代表を務めるプロジェクト「東部タシガン県における大学−社会連携による地域づくりに関する人材育成開発支援」(JICA草の根パートナー型事業)が進める支援活動が、ブータンの『KUENSEL』紙(2023年3月29日)に掲載され、国営放送Bhutan Broadcasting Service(BBS、2023年3月28日放送)でも紹介されました。

・京都大学広報誌『紅萌』第43号(2023年春号)「「知」を求む全ての人に開かれたキャンパス 京都大学 DEI マップ」にて、東棟の多目的休憩スペースが紹介されました。

・『毎日新聞』2023年4月8日朝刊読書面「今週の本棚」欄にて木谷百花著『旅するモヤモヤ相談室』(世界思想社、2023年)の内田麻理香氏による書評が掲載されました。本書で相談者の一人として登場する坂本龍太准教授の研究にも言及されています。

・三重野文晴教授が日経新聞よりインタビューを受け、日経電子版2023年4月11日付Asia Analysis掲載のコラム「幻の「アジア通貨基金」構想、米中対立下で再燃?」(高橋徹氏執筆)にて、三重野教授のコメントが掲載されました。

・『京都新聞』2023年4月12日朝刊文化面にて、第43回サントリー文化財団フォーラムの開催記事「ミャンマー研究など受賞の4人成果報告」が掲載され、中西嘉宏准教授らの報告の内容が紹介されました。

・『朝日新聞』2023年4月13日朝刊国際面に中西嘉宏准教授のコメント記事「考論 総選挙実施へ治安安定に焦り」が掲載されました。また、同日付朝日新聞デジタル版に中西准教授へのインタビュー記事「各地で空爆、強硬さ増すミャンマー国軍 専門家がみる戦闘の行方」が掲載されました。

・『毎日新聞』2023年4月21日朝刊オピニオン面「論点 混乱続くミャンマー」に中西嘉宏准教授のインタビュー記事「日本は行動力伴う部署設置を」が掲載されました。

・貴志俊彦教授が講師を務め、2022年10月9日に開催された山川出版社の歴史講座シリーズ「情報・通信・メディアの歴史を考える」の第3回講演会「画像通信の実像と虚像 国際写真電送と新聞報道」、および座談会の収録動画が山川&二宮ICTライブラリにて公開されました。

・『週刊エコノミスト』(2023年5月2日・9日合併号)の「歴史書の棚」欄にて、「プロパガンダは戦争の一手段」と題して貴志俊彦著『帝国日本のプロパガンダ─「戦争熱」を煽った宣伝と報道』(中公新書)の書評が掲載されました。評者は井上寿一氏です。

 6. 最近のイベント

国連人権理事会ミャンマー人権状況に関する特別報告者Tom Andrews氏講演会
    日時:2023年4月25日(火)13時~17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
    タイトル: The Myanmar Crisis and International Responses
    本講演はPavin Chachavalpongpun准教授が組織し、愛知学院大学との共催で開催されました。

データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニット(DASU)セミナー
    日時:2023年4月24日(月)13時~14時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室とオンラインのハイブリッド形式
    テーマ:サブユニット:森林火災と環境問題
    甲山治准教授が「インドネシアと中央アジアにおける気象・水文・災害データレスキュー研究」の題目で研究報告を行いました。

民族自然誌研究会第102回例会
    日時:2023年4月22日(土)13時~17時
    場所:京都大学総合研究2号館4階大会議室(AA447)
    テーマ:農地全筆調査の意味
    河野泰之教授が「全体と個─すべてを見ることの意義」の題目で研究報告を行いました。

フディ・ピッスワン氏、笹川平和記念財団との意見交換会
    日時:2023年4月21日(金) 

研究・イノベーション学会 大学経営研究懇談会「大学が学術出版をする意義と方向性(2)」
    日時:2023年4月20日(木)18時30分〜19時30分
    場所:オンライン開催
    講演者:鈴木晃志郎氏(富山大学学術研究部人文科学系准教授)
    設楽成実助教らが運営する紀要編集者ネットワークの共催により研究会が行われました。

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科附属環インド洋研究センター第3回公開講座 映画上映「サーカス・カトマンズ─たとえ堕ちたとしても」
    日時:2023年4月20日(木)17時〜19時
    場所:京都大学総合研究2号館4階大会議室(AA447号室)
    映画上映後に藤倉康子連携研究員による解説が行われました。 

フィリピンの劇作家Edward Cabagnot氏との懇談会
   日時:2023年4月13日(木)

CESS-CASS Global Trialogue Forum: How do we conceptualize, study and engage with state borders?
    日時:2023年4月7日(金)23時〜(日本時間)
    Decha Tangseefa准教授が講師として登壇しました。

京都国際平和構築センター「中田厚仁氏没後30周年記念行事」
    日時:2023年4月5日(水)〜6日(木)
    場所:学校法人瓜生山学園 京都芸術大学 ⽠⽣⼭キャンパス
    土屋喜生助教が5日開催の分科会に参加し、東ティモール国連選挙支援チーム勤務時の経験と歴史家としての見解を踏まえ、国連ミッションと現地社会の関わり方と「平和の文化」について意見を述べました。

映画『息の跡』上映会
    日時:2023年3月31日(金)18時30分~20時10分
    場所:京都大学稲盛財団記念館1階旧京都賞ライブラリー
    主催:京都大学東南アジア地域研究研究所「映像で学ぶ東南アジアの文化と社会」

・原正一郎先生退職記念ワークショップ
    日時:2023年3月29日(水)15時〜17時30分
    会場:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
    三重野文晴所長による「原先生のご紹介」に続き、原正一郎教授による報告「AI, Big Data, and Area Studies」と質疑応答が行われました。その後貴志俊彦教授、馬塲弘樹特定助教と原教授によるパネルディスカッションが行われました。司会は帯谷知可教授、町北朋洋准教授が務めました。

ASEAN日本政府代表部・紀谷昌彦大使との意見交換会
    日時:2023年3月29日(水)10時〜12時

・CSEAS読書会:ラウンドテーブルセッション
    日時:2023年3月24日(金)16時〜
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    紹介図書と紹介者:
 The Journey of Humanity: The Origins of Wealth and Inequality by Oded Galor(町北朋洋准教授)
 The Land of Open Graves: Living and Dying on the Migrant Trail by Jason de Leon(ミリアム・ジェーン学振特別研究員) 
 Remaindered Life by Neferti X.M. Tadiar(ウォルデン・ベロ招へい研究員)
 The Myth of the Lazy Native: A Study of the Image of the Malays, Filipinos and Javanese from the 16th to the 20th Century and Its Function in the Ideology of Colonial Capitalism by Syed Hussein Alatas(タニア・リー招へい研究員)
 Postcolonial Politics and Theology: Unraveling Empire for A Global World by Kwok Pui-Lan(シャロン・ボン招へい研究員) 
 Switched on: Bob Moog and the Synthesizer Revolution by Albert Glinsky(マリオ・ロペズ准教授) 
 Abraham’s Luggage: A Social Life of Things in the Medieval Indian Ocean World by Elizabeth Lambourn(マイケル・フィーナー教授) 
    幹事:マイケル・フィーナー教授、石川登教授、ジュリー・アン・デロスレイエス特定助教、山田千佳助教

CSEASコロキアム “Gender, Ecology and Religions: A Queer Proposal for Climate Justice and Gender Justice”
    日時:2023年3月23日(木)13時30分~15時
    会場:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(303号室)
    発表者:Sharon A. Bong氏(CSEAS招へい研究員)



■編集後記 ——————————————–

中田厚仁氏(国際連合カンボジア暫定統治機構のボランティアとして、選挙準備中に銃撃を受けて死亡)の没後30周年記念行事で討論をしてきました。カンボジア、東ティモール、アフガニスタンの元事務総長特別代表や外務省のOB等が揃って国際平和構築を議論する場となりましたが、「大規模な外部勢力の介入によって平和を構築する」という考え方が指導者の間では主流なのだと実感しました。私は中田さんと同じような元末端職員として、アフガニスタンにタリバン政権が復活したこと、スーダンが紛争状態に戻っていること、そして東ティモールでも国連の功罪ついて見直しが始まっていることに触れつつ、究極的に紛争地の平和と和解は当事者と住民にとっての問題であること、住民の経験とアイディアを理解し活かすこと、そして現地の文脈や世界観に即して平和構築に携わる人々も(新たな社会的緊張を避けるために)関わり方を調整する必要があることを主張しました。ペシャワール会のフィールドワーカーに「タリバンが戻ってこれた理由を教えて」と言ったところ、「住民たちの世界観がタリバンとほぼ同じだから」とおっしゃっていたのが印象的でした。(KT)

CSEASの広報委員会では毎年、研究所の今を広く知っていただこうと、研究所要覧を作成しています。このたび完成した研究所要覧では、CSEASに新しく加わった海域アジア遺産調査(MAHS)プロジェクトの革新性を紹介していたり、極めて先鋭的な研究成果を分かりやすく伝えようともがく「研究クローズアップ」、静かで熱い著者のメッセージが短く焼き付けられた詩歌にも近い「所員による出版物」そして「研究資料」「社会との連携」ほか、一見地味な項目であっても新発見が詰まっているものが多く、おすすめです。目次の各項目をクリックすると、それぞれの内容に飛んでいけます。このように中身はもちろん楽しいものですが、今回の要覧の一番楽しいところは、農学博士で海洋動物研究者、そしてイラストレーターでもある、きのしたちひろさん(木下千尋さん)の青い表紙イラストです。ご本人からメッセージをいただきましたので、リンク先の目次の右下をご覧ください。素晴らしいイラストが私たち所員の旅や歩みを励ましているようで、とても喜んでいます。(M)

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本メールマガジンはCSEASとASAFASのメーリングリスト(all_cseas [at] cseas.kyoto-u.ac.jp, all-tk [at] asafas.kyoto-u.ac.jp)を通じて皆様にお届けしています。CSEASのメールアカウント提供サービスの変更に伴い、新たなメールアドレスへの本メールマガジンの配信をご希望の際には広報委員会(tanken [at] cseas.kyoto-u.ac.jp)までご一報ください。

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