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CSEASメールマガジン第21号 – 2023/09/27

2023.10.25

====トピックス=================================
 1. お知らせ
 2. 研究集会とイベント
 3. 出版
 4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」
 5. メディアへの露出
 6. 最近のイベント
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 1. お知らせ

【9月のGet Together】
・9月28日(木)12時30分より、月例の所内歓送迎会Get Togetherが稲盛財団記念館3階小会議室2にて開催されます。今回ゲストとしてお迎えする招へい研究者の方々の紹介ページは、こちらからご覧いただけます。

【公募】第5回SEASIA2024国際会議の発表論文を募集中です。開催日は2024年7月18–20日、場所はフィリピン大学ディリマン校、テーマは“De/Centering Southeast Asia” です。応募の締め切りは11月30日です。

【要覧】京都大学東南アジア地域研究研究所要覧(2022-23年度、日本語)、およびリーフレット(日本語)を刊行しました。当研究所ウェブサイトおよびKURENAIにてPDFをダウンロードいただけます。

【ニューズレター】CSEASニューズレター第6号(2022年度、日本語)を全文公開しました。

【動画の公開】研究所紹介動画を公開しました。
紹介動画①「京都大学の地域研究:特徴と挑戦」(出演者:三重野文晴所長、西芳実准教授、山本博之准教授、貴志俊彦教授)
紹介動画②「研究所の学問的多様性」(出演者:三重野文晴所長、ジュリー・アン・デロスレイエス特定助教、山田千佳助教、マイケル・フィーナー教授)
紹介動画③「出版活動と国際ネットワーク」(出演者:三重野文晴所長、設楽成実助教、パヴィン・チャチャワールポンパン准教授)
    この動画リストでは、京都大学東南アジア地域研究研究所を紹介します。所属する研究者たちが各々の言葉で、また資料、オフィス、研究ツールや出版物を見せつつ、研究所の活動や施設等、本研究所の魅力を紹介していきます。このプログラムを通して、地域研究に関心を持っていただければと思います。

【データベース】「東南アジア逐次刊行物データベース」ポータルサイトを公開しました。

【動画】研究紹介動画シリーズ「たんけん動画  地域研究へようこそ」に新シリーズ「たんけん動画5min.」が加わりました。キーワードや視点・論点を絞って5分間で紹介します。最新動画はタニア・リー氏(元招へい研究員)が出演する「Landscapes and Livelihoods in Rural Southeast Asia」です。ぜひご覧ください。
「たんけん動画」では所員のフィールド活動や研究内容を広く公開し、最新の地域研究とそれに取り組む研究者の姿を紹介します。地域研究の魅力を発信するため、多数の動画を公開しております。ぜひご覧いただき、学習教材としてもご活用くださいますと幸いです。

 2. 研究集会とイベント

オンライン研究会「大学が学術出版をする意義と方向性(3)」
    日時:2023年9月27日(水)18時30分〜19時30分
    講演者:難波美帆氏(グロービス経営大学院准教授)
    主催:研究・イノベーション学会 大学経営研究懇談会
    共催:紀要編集者ネットワーク

CSEASコロキアム “Sovereignty, Sacred Space, and the histoires croisées of Wat Rachathiwat วัดราชาธิวาส”
    日時:2023年9月28日(木)13時30分~15時
    会場:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室(303号室)
    発表者:Lawrence Chua招へい研究員(シラキュース大学建築学部)

・第4回アジア・アフリカ2050空調文化セミナー
    日時:2023年9月28日(木)15時30分〜16時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(I213)+オンラインzoom
    発表者:岡本正明教授
    タイトル:インドネシアの環境保護政策の建前と本音

資料展「沈黙の時代─トンチャイ・ウィニッチャクン 著作とタイ現代史」
    日程:2023年8月1日(火)~9月28日(木)
    場所:ジェトロ・アジア経済研究所図書館

京都大学人文科学研究所共同研究研究会「20世紀中国史の資料的復元」
    日時:2023年9月29日(金)14時~17時
    場所:京都大学人文科学研究所4階大会議室
    報告者:貴志俊彦教授
    題目:1940年代の「影像力」:大戦期の日本写真業界の妥協と実践─総合写真誌『報道写真』『日本写真』から見る
    コメント:井上祐子氏

・CSEAS読書会:バーツラフ・シュミル『エネルギーの人類史』
    日時:2023年9月29日(金)16時〜
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階201室(東南亭)
    紹介者:ジュリー・デ・ロス・レイエス特定助教
    課題図書:Vaclav Smil, Energy and Civilization: A History, The MIT Press, 2018
    バーツラフ・シュミル著、塩原通緒訳『エネルギーの人類史』(上・下)、青土社、2019年

・「映像で見るアジアの社会と文化」上映会
    日時:2023年 9月29日(金)
    場所:京都大学稲盛財団記念館1階正面玄関脇ホール
    時間:17時30分〜(開場17時)
    上映作品:『チロンヌプカムイイオマンテ─日川善次郎エカシの伝承による』(言語:日本語・アイヌ語、105分)

Special Seminar: Frontiers of Gender Studies in Asia
    日時:2023年10月3日(火)15時30分〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    報告者:Solahudin招へい研究員(インドネシア紛争政策分析研究所(IPAC))
    タイトル:Extremist Marriage: The Role of ISIS Women in Indonesia
    コメンテーター:石井正子氏(立教大学教授)
    司会:帯谷知可教授

local knowledge: 本の場 トークイベント「現代史を動かすのは、「国家」から逃れた人びとだ(『国家の「余白」』『草の根グローバリゼーション』を題材に)」
    日時:2023年10月6日(金)17時〜18時30分
    場所:オンライン
    出演:下條尚志氏(神戸大学)、清水展連携教授、鈴木哲也氏(京都大学学術出版会)

民族自然誌研究会第104回例会
    日時:2023年10月7日(土)13時~17時
    場所:京都大学本部構内総合研究2号館4階大会議室(AA447)
    テーマ:変わりものから見る日本の稲作

〈京都国際映画祭 連携企画〉VDP×KIFF 故ソムポート・セーンドゥアンチャーイ監督追悼上映「『プラロットとメーリー』─タイの民話と特撮映画」
    日時:2023年10月13日(金)18時〜21時15分
    場所:京都大学稲盛財団記念館1階旧京都賞ライブラリー
    登壇者:マリオ・ロペズ准教授、平松秀樹連携准教授、木尾モデル氏(吉本興業)

〈京都国際映画祭連携企画〉混成アジア映画研究会 インドネシア映画上映・トーク「インドネシア映画から考える女性の居場所と生き方」
    日時:2023年10月14日(土)13時~15時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
    上映作品:『ライク&シェア』(ギナ・S・ヌール監督、2022年、インドネシア、112分)
    登壇者:山本博之准教授(開会挨拶)、西芳実准教授(作品解説)

日・タイカルチャーフェアin京都2023
    日時:2023年10月14日(土)〜15日(日)、10時〜17時
    場所:京都市梅小路公園七条広場・緑の館(雨天時)
    主催:NPO法人日本タイ教育交流協会

・第193回東南アジアの自然と農業研究会
    日時:2023年10月20日(金)17時〜18時30分
    場所:総合研究2号館4階AA447会議室およびオンライン(Zoom)
    話題提供者:木部未帆子氏(東京大学大学院医学系研究科)
    題目:苦い植物はおいしいのか?─ラオス北部における苦味の嗜好と味覚との関連

映画『沈黙の自叙伝』(マクバル・ムバラク監督、インドネシア語、2022年)
    日程:2023年9月16日から順次全国公開
    場所:シアターイメージフォーラム(東京)、京都シネマ(京都)他
   『月刊インドネシア』に掲載された西芳実准教授による作品解説「ラストシーンに込められた代替わりの表と裏─『自叙伝』(2022年)」をKURENAIにてご覧いただけます。

〈京都モダン建築祭〉京都大学東南アジア地域研究研究所図書室(旧京都織物株式会社本社事務棟)の公開
    日時:2023年11月4日(土)10:00~11:00頃/13:00~14:00頃/14:00~15:00頃
    場所:図書室
    ※要事前予約(10月中旬受付開始予定)

〈京都モダン建築祭 連携企画〉展示「川端荒神橋界隈いま・むかし」
    日程:2023年11月2日(木)、4日(土)、6日(月)~10日(金)、9時~17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館正面玄関ロビー

〈京都モダン建築祭 連携企画〉ブックトーク「東南アジアの今を読む」
    日時:2023年11月4日(土)11時~12時
    場所:京都大学稲盛財団記念館正面玄関ロビー脇ミーティングルーム

・ICERC Japan講演会「イルカの音を追いかける。見えない音を研究するおもしろさを知ろう!」
    日時:2023年11月12日(日)14時開始(13時45分受付)
    場所:大阪市港区民センター松竹室
    講師:木村里子准教授
    参加費:大人1500円、学生1000円、中学生まで無料

 3. 出版

【最新号】和文誌『東南アジア研究』61巻1号を7月31日に刊行しました。
    2本の論文、1本の書評論文、および4本の書評は当誌ウェブサイトKURENAI、およびJ-STAGEにて全文公開しております。

【最新号】英文誌Southeast Asian Studies 12巻2号を8月24日に刊行しました。
    5本の論文、10本の書評は当誌ウェブサイトKURENAI、およびJ-STAGEにて全文公開しております。

【最新号】多言語オンラインジャーナルKyoto Review of Southeast Asiaの第36号を9月1日に刊行しました。今号の特集はPavin Chachavalpongpun准教授が編者を務め、2022年度東南アジアセミナー「東南アジアのソーシャルメディアと若者たち」参加者による6本の論文を掲載した “Social Media and Youths in Southeast Asia and Japan: An Instrument for Political Change?”です。
    5本の書評もあわせてご覧ください。

【コラム公開】Kyoto Review of Southeast Asiaの “TRENDSETTERS” コラムを9月1日に公開しました。
    Yusy Widarahesty, “Seeking Love and Marriage in Japan among Indonesian Migrant Workers.”

【エッセイ】土屋喜生助教によるエッセイ「研究所紹介動画制作の舞台裏─博物館やネットワークとしてのCSEAS」(CSEASニューズレター9月号)を公開しました。

【インタビュー】Nurul Huda Mohd. Razif学振特別研究員へのインタビュー「旅する人類学者─学問の世界をノマド的に生きる」(CSEASニューズレター9月号)を公開しました。

【エッセイ】Miriam Jaehn学振特別研究員による「かもがわ便り」エッセイ「川と海のほとりにて」(CSEASニューズレター9月号)を公開しました。

【論文】Ogawa M, Kimura SS (2023) Variations in echolocation click characteristics of finless porpoise in response to day/night and absence/presence of vessel noise. PLoS ONE 18(8): e0288513.

【論文】Widhani, A.; Hasibuan, A.S.; Rismawati, R.; Maria, S.; Koesnoe, S.; Hermanadi, M.I.; Ophinni, Y.; Yamada, C.; Harimurti, K.; Sari, A.N.L.; et al. Efficacy, Immunogenicity, and Safety of COVID-19 Vaccines in Patients with Autoimmune Diseases: A Systematic Review and Meta-Analysis. Vaccines 2023, 11, 1456. https://doi.org/10.3390/vaccines11091456

【エッセイ】Majid Daneshgar, “The First Islamic Material at Cambridge University Library: Unearthing Bedwell’s Forgotten Manuscript,” Cambridge University Library Special Collections, 13 September 2023.

【エッセイ】加藤剛「思想の言葉:もう一人のベネディクト・アンダーソンを捜して」『思想』2023年9月号

【紹介記事】設樂成実「OAジャーナル出版のためのツールキット」国立国会図書館カレントアウェアネス-E, No. 464(2023.09.21)

【新刊】鳥居高編著『マレーシアを知るための58章』(明石書店、2023年)
    山本博之准教授、伊賀司連携講師が分担執筆しました。

【新刊】『『報道写真』→『日本写真』─戦争/グラフメディア/雑誌』(全十二巻・別冊)金沢文圃閣編集部編、推薦:貴志俊彦/川崎賢子。第一回配本2023年7月

【近刊】村瀬弘人・北門利英・服部薫・田村力・金治佑編著『海棲哺乳類の管理と保全のための調査・解析手法』(生物研究社、2023年9月刊行予定)
    木村里子准教授が第四章「音響」、コラム03「鳴くクジラ、鳴かないクジラ」を分担執筆しました(いずれも赤松友成氏と共著)。

【近刊】茅根由佳『インドネシア政治とイスラーム主義─ひとつの現代史』(名古屋大学出版会、2023年10月刊行予定)

【近刊】高橋知子・湯川拓・鈴木早苗「伝記的アプローチによる国際機構の研究─個人属性についてのデータセットの構築から」『国際社会科学』(2023年近刊)。

【近刊】Kisho Tsuchiya, Emplacing East Timor: The Cycle of Regime Change and Knowledge Production, 1860-2010, University of Hawai‘i Press が刊行される予定です。

 4. ポッドキャスト(音声プログラム)「ブックトーク・オン・アジア」

▼毎月第2・第4水曜日、SoundCloudYouTubeにて配信▼

【New!】2023年9月27日(水) No. 70 櫻田智恵『国王奉迎のタイ現代史─プーミポンの行幸とその映画』(ミネルヴァ書房、2023年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報 

【New!】2023年9月13日(水) No. 69 深沢瞳『ベトナム民法典の誕生─「民法」の私法化と法の支配の醸成』(慶應義塾大学出版会、2023年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

【配信中】2023年8月23日(水) No. 68 竹森紘臣(文)、大木宏之(写真)『ベトナム建築行脚─ハノイ・ホーチミン・フエ・ハザン』(彰国社、2023年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報 

【配信中】2023年8月9日(水) No. 67 浅野亮・土屋貴裕『習近平の軍事戦略─「強軍の夢」は実現するか』(芙蓉書房出版、2023年)
    SoundCloud / YouTube / 書籍情報

【配信中】2023年7月26日(水) No. 66 李英美『出入国管理の社会史─戦後日本の「境界」管理』(明石書店、2023年)
   SoundCloud / YouTube / 書籍情報

 5. メディアへの露出

※掲載記事の一部はスクラップして稲盛財団記念館2階掲示板(研究支援室2の向かい側)に掲示しておりますので、適宜ご覧ください。

『毎日新聞』2023年9月7日夕刊社会面のコラム「憂楽帳」にて河野泰之教授らのドンデーン村長期調査が紹介され、河野教授のコメントが掲載されました。

 6. 最近のイベント

2023年度環インド洋地域研究若手研究者集会「環インド洋を流通する人、もの、文化、信仰」
    日時:2023年9月25日(月)10時〜18時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室(一部オンライン)
    コメンテーター:鈴木英明氏(国立民族学博物館)、中村沙絵氏(東京大学大学院総合文化研究科)他

京都大学アカデミックデイ2023
    日時:2023年9月24日(日)11時〜18時
    場所:ゼスト御池

第29回日本野生動物医学会大会
    日程:2023年9月22日(金)~ 24日(日)
    場所:鹿児島大学郡元キャンパス
    木村里子准教授が中陳遥香氏らとの共著で「海棲哺乳類のテロメア長とその変動要因に関する研究:慢性ストレス指標としての利用可能性」に関するポスター発表を行いました。

トンチャイ・ウィニッチャクン先生「福岡アジア文化賞」受賞記念講演会
    日時:2023年9月20日(水)15時〜17時
    場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室およびオンライン
    講演タイトル:“Reflections from My Adventure into Thai Legal History”

福岡アジア文化賞 トンチャイ・ウィニッチャクン氏による市民フォーラム「より良い未来のための歴史研究の旅路ー大学と社会をつなぐ」
    日時:2023年9月15日(金)18時30分~20時30分
    場所:アクロス福岡4F国際会議場
    対談者:小泉順子教授
    コーディネーター:清水展連携教授(関西大学政策創造学部客員教授)

JICA草の根技術協力事業「ブータン東部タシガン県における大学-社会連携による地域づくりに関する人材育成開発支援」中間報告会
    日時:2023年9月14日(木)14時30分~16時
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階201室(東南亭)
    言語:日本語

2023年(第33回)福岡アジア文化賞授賞式
    日時:2023年9月12日(火)18時15分〜19時45分
    場所:福岡国際会議場メインホール

2023 Asian Conference for Young Scholars of Southeast Asian Studies (AYSEA)
    日程:2023年9月11日〜13日
    場所:台湾中央研究院
    Julie de los Reyes特定助教が “Accelerating Power Sector Decarbonisation: The Role of Japan in Southeast Asian Energy Transition”の題目で、山田千佳助教が “Untold Stories of Sahrul Syah: The Dark Knight of Indonesian Harm Reduction Movement” の題目で研究発表を行いました。

京都大学オンライン公開講義「立ち止まって、考える:東南アジア研究」
    日時:2023年9月10日(日)14時〜15時
    河野泰之教授が「東南アジアの農村から不確実性を考える」のテーマでオンラインで講義を行いました。

Special Seminar: “Digging the Deep Roots of Southeast Asian Culture: Archaeological Evidence, with Special Reference to Thailand”
    日時:2023年9月8日(金)16時〜17時30分
    場所:京都大学稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    報告者:Thanik Lertcharnrit招へい研究員(シラパコーン大学)

日本哺乳類学会2023年度大会 100周年記念沖縄大会
    日程:2023年9月7日(木)〜10日(日)
    場所:琉球大学
    木村里子准教授が中陳遥香氏らとの共著で「海棲哺乳類のテロメア長とその変動要因に関する研究」に関するポスター発表を行いました。

アジア経済発展論研究会セミナー(AEDS)
    日時:2023年9月8日(金)10時30分〜12時
    場所:稲盛財団記念館2階セミナー室(213室)
    報告者:阪本拓人氏(東京大学大学院総合文化研究科)
    タイトル:大規模テキスト分析をいかに生かすか:国際関係・紛争研究への適用を中心に

The European Consortium for Political Research (ECPR) General Conference 2023
    日時:2023年9月4日(月)〜8日(金)
    場所:チェコ、カレル大学
    6日(水)開催のパネル “Administrative Politics of IOs: Agency, Influence and Policymaking Behind the Scenes” にて高橋知子機関研究員が “Whose Agent?UN Bureaucrats and Their Domestic Network” の題目で研究発表を行いました。

2023 American Political Science Association (APSA) Annual Meeting & Exhibition
    日時:2023年8月31日(木)〜9月3日(土)
    場所:米国、ロサンゼルス・コンベンションセンター
    高橋知子機関研究員が “Embracing the Washington Consensus: Beijing’s “Seamless” Developmental Strategy” の題目で8月31日のポスターセッションに参加しました。

アジア経済研究所 2023年度夏期公開講座コース5「仕事の経済学入門:実証研究からみる企業のウチとソト」
    日程:2023年8月30日(水)13時30分〜15時30分
    場所:ジェトロ本部5階Lスタジオおよびオンライン(Zoom)
    町北朋洋准教授が「企業の「ウチとソト」とは何か、グローバル化の視点」の題目で講師を務めました。

・オンライン公開講義 “Addiction Medicine Block 2023”
    日時:2023年8月28日(月)15時〜17時(インドネシア時間)
    主催:アトマジャヤ大学医学部・保健学部
    山田千佳助教が “Group Therapy for Addiction” の題目でゲスト講師を務めました。

Public Lecture by Prof. Tsuchiya Kisho, Ph.D. “Smuggling Modernities: Female Smugglers, Megacorporation and the Maritime Networks in Northern Mindanao, 1940’s-90s”
    日時:2023年8月25日(金)9時〜11時(フィリピン時間)
    場所:アテネオ・デ・ダバオ大学Bapa Benny Tudtud Auditorium
    土屋喜生助教の講演とフォーラムの録画がアテネオ・デ・ダバオ大学Facebookにて公開されています。

・「映像で見るアジアの社会と文化」上映会
    日時:2023年8月25日(金)17時30分〜20時(開場17時)
    場所:京都大学稲盛財団記念館1階正面玄関脇ホール
    上映作品:「この世界の片隅に」(2016年)

海洋政策研究所第195回海洋フォーラム「現在の海洋騒音問題とガイダンス~ヨーロッパ、アメリカ、アジアの事例」
    日時:2023年8月24日(木)15時〜17時
    場所:笹川平和財団ビル11階国際会議場およびオンライン(YouTube)
    木村里子准教授がパネリストとして登壇しました。

京都大学ELCAS(高校生のための体験型科学講座(講義型))
    日時:2023年8月22日(火)15時30分~17時
    場所:京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールⅡ
    山田千佳助教が「国際保健医療を内側と外側から考える」のタイトルで高校1・2年生に向けて地域研究の講義を行いました。

■編集後記 ——————————————–

クラカケアザラシ(Ribbon seal; Histriophoca fasciata)という生き物をご存知でしょうか?ご存知ない方は是非、画像を検索してみてください。オスは、馬の鞍のような、リボンのような、とにかくとても奇抜な模様をしています。音声もとても奇妙です。こちらのリンクから鳴き声を聴くことができますが、私には宇宙人の交信音に聞こえます。
北太平洋の冷たい海に生息する種で、陸に寄らないため生態はほとんどわかっていません。しかし、世界で唯一福島の水族館で、2015年に北海道で保護された個体が長期飼育されていました。7月に旅行を兼ねて見学へ行ったところ、「暑さに弱いので夏は展示しておりません」。仕方ない、冬にリベンジしよう!と思っていたら、数日後に死亡のニュースが駆け巡り、結局会うことは叶いませんでした。
北極域は世界で最も温暖化の影響が大きい海。猛暑の京都でクラカケアザラシの未来を一層案じる夏となりました。(SK)

ダバオの大学生たちに「東南アジア史の中のリーダーシップ」というテーマで授業をしています。多くの生徒たちはミンダナオの様々な地域や共同体から来ています。中にはテロ組織に指定されているアブ・サヤフの家庭から通っている生徒や、ダバオの政治家の子供たちもいます。「東南アジア史の中には多様な集団と共存し、大きな(あるいは小さな)組織としてまとめ上げるためのヒントがちりばめられている」と強調しつつ、彼らが将来送られた場所で良きリーダーになってくれるよう願っております。(KT)

暑く苦しい夏でした。挙句の果てにカメムシの大量発生とは。先ほども階段で緑に光るものを見つけたところです。とはいえ秋もすぐそこ。共同棟の3階エレベータ脇には、素敵な机と椅子の空間ができています。窓から広がる図書室や稲盛会館の景色を楽しみながら、読書の秋はいかがでしょう。(ns)

この夏、CSEASに新しい教員が2名加わりました。お二方に共通するのは緻密な作業と壮大な研究構想が一人の中でつながっていることです。7月にはMajid Daneshgarさんがケンブリッジ大学から京都にいらっしゃいました。東南アジア研究をより広範なペルシャ世界やインド洋世界に結びつける研究をされています。具体的には、碑文や写本を相手にしながら、イスラーム科学、近代文学、政治、詩、スーフィズム、祈り、オカルティズムまで幅広く研究対象としつつ、東洋学、言語学、宗教学のアプローチを用いてペルシア語ーマレー語世界の循環に関する歴史的研究をされています。またケンブリッジ大学図書館ではヨーロッパ最古の東洋写本コレクションに携わっておられ、京都でも新しいプロジェクトを立ち上げる予定です。
9月には翟亜蕾さんが信州大学から京都にいらっしゃいました。中国・ミャンマー国境地域を主な研究対象とし、麻薬撲滅運動や麻薬代替施策、そして武装紛争といった地域レベルの開発政策やショックが農村家計にどのような影響を与え、また農村の労働市場や金融市場をどのように変えるのかを探求しています。こうした開発経済学と地域研究を深く融合させるような独創的な研究アプローチを通じて、東南アジア農村の貧困を理解し、地域の開発政策を再検討しようとしておられます。Majid Daneshgarさん、翟亜蕾さんのお二方を得て、研究所の多様性が増し、学際性がさらに深まっていて、嬉しいことです。お二方のご研究や野望については、今後、広報委員会のニューズレターの中で、スタッフ紹介や研究者インタビューを通じて紹介する予定です。みなさん、お楽しみに。(M)

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